花咲か灰慈〜小噺集〜

乙島紅

設定資料集

登場人物紹介1 灰慈・ツヅラ・雪乃


○桜庭灰慈(さくらばはいじ)


本編の主人公。灰を花に変える力を持つ人間国宝・15代目花咲師はなさかしだが、それ以外は一切ノーマルな高校一年生。


生まれつきピンクの髪、小柄、童顔、某アルプスの少女と同じ名前、実家が花屋、幼馴染がハイスペックイケメン……というプロフィールから、男らしく見てもらえないことにコンプレックスを持っている。湘南サーフ系の雑誌を買い込んだり、筋トレに励んだり努力はしているものの空振りしている感は否めない。なんだかんだで困っている人を放っておけないお人よし。


……なお、主人公が自称して「普通の高校生」という少年漫画では結局どこか突出した能力や性格だったりするが、灰慈も御多分にれず色濃いキャラクターであることは本編を読まれた方にはすでに伝わっているはず。


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○鳥飼ツヅラ(とりかいつづら)


灰慈と同じ高校に通う幼馴染であり、スズメと会話する能力を持つ14代目遣雀師つかいすずめし。母親はフランス人、父親は熱血警官のハーフイケメン。


外見も勉強も御伽術師おとぎじゅつしとしての能力も優れていて周りから慕われているが、本人は面倒くさがりやで人付き合いには積極的ではなく、放課後は自分で立ち上げた野鳥観察会という名の実質帰宅部で灰慈とともにだらだら過ごしていることが多い。


本作の名脇役。一部界隈で灰慈とのBL展開を囁かれるほど。ちなみにネーミングは彼の能力のモデルである「舌切り雀」でお宝が入っている「つづら」から。カタカナにすればハーフっぽいと思った作者の安直さが滲み出ている。


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○水川雪乃(みずかわゆきの)


灰慈たちのクラスメートであり、一匹狼のクールな女子。基本的に無愛想だが、ハッキリとした目鼻立ちをしているスレンダー系美人である。


我が道を行く変わり者に見られがちだが、実は責任感がとても強く、そこから生み出されるエネルギーが彼女の行動の大胆さにつながっている。


本編のタグに仕込まれた「ツンデレ?」が終章の最後の数行に集約されていることは、あえてここで説明するまでもないだろう。


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