第22片 天才にうまれたかった
三島由紀夫の文才と語彙力をくれるというのなら
わたしは悪魔に魂を売ってもいい
三年後には死ぬといわれても
ああ、そうですか
それでも充分ですよ
わたしはわたしではない何かとなって
きっと傑作を遺せるだろう
そしてわたし自身は75日後くらいには
跡形もなくきれいさっぱり忘れられるのだろう
消えたい、埃のように
書きたい、風のように
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