中二詩集  

八島清聡

書いてから、死ね

第1片 花と恋



どうしてあなたの美しさを

あなたの前で告げずにいられようか


どうしてあなたの可憐さを

あなたの前で告げずにいられようか


どうしてあなたの清らかさを

あなたの前で告げずにいられようか



花にたとえてみても

星にたとえてみても


あなたの輝きの前に

私はことばを失って

力なくうなだれるばかり


枯れてしまったのは

感性ではないと

頭をふって

手足をふって

せめて形だけは、美しくあがいてみたいけれど

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