好文木

桜 導仮

一章

私には家族がいない。

 私が小学生の頃、妹と学校から帰って来ると見知らぬ男が家の中に居た。手に拳銃を持って。

 足元には父が倒れていた。母はその近くで怯えた様にへたり込んでいた。

 幼い私でも分かった。あの男が父を撃ったのだと。

 見知らぬ男がこちらに気がついたようで振り返った。

 男は笑っていた。

 私は恐ろしくなり身動きが出来なかった。

 男がこちらに銃口を向ける。

 パン

 と、軽い音が鳴り後ろから赤い液体が飛んでくる。母は目を見開いている。

 私には振り返る勇気は無かった。

 男が近づいてくる。

 男は私の隣を通り過ぎ、何かを踏みつけ外に出て行った。

 その後、母は父にも私にも目もくれず私の隣を通り過ぎる。

 何かを拾い上げる音がし、何かが出て行く音がした。

 外から

 パン

 と、音がする。

 パン

 もう一度。

 私はへたり込んだ。

 いつまでそうしていただろう。

 不意に倒れていた父が動き出した。

 父はフラフラと立ち上がり外に出ようとこちらに歩いてくる。体の数箇所から赤い液体を流していた。特に左手の甲は何度も撃たれたのか液体が止め処なく溢れていた。

 私は、あの様子だともう彼岸花の形をした痣は見れないんだろうな、などと考えていた。

 父は私の頭に手を置き、

「――」

 何かを言い、出て行った。

 その後

 パン

 また聞こえる

 そのまま時間が過ぎていき、誰かが帰って来る事はなかった。


 昔の事を夢に見た。

 久しぶりに家族の事を思い出した気がする。顔は……思い出せない。

 あの事があってからおおよそ七年。私は高校二年になっていた。

 時計を見ると六時半。いつも通りの時間だ。

 そこでふと気がつく。

 台所の方から物音がする。音から察するに多分料理をしていると思われる。

 だが、この家には料理をするのは私か居候させてもらっているこの家の母しかいない。

 私は今起きたばかりだし台所に居る訳ではない。

 母はこの時間には仕事に出ている。

 残った選択肢は二十歳を過ぎても家で引きこもっているこの家の兄かこの家以外の人か。後者の場合かなり怖いのだが。

 とりあえず、私は学校に行く支度をする。

 いつも通り学校指定の制服に着替え、時間割を確認し持っていく教科書とノートを鞄に詰める。

 そこまでして思う、相手がもし殺人鬼とかだとしたら着替えた意味も何も無くなる。

 ……まあ良いだろう。

 私は意を決して扉を開けた。

 そこには自分より年下と思われる女の子がエプロンをしてあたかも自分の家であるかの様に料理をしている。

 あまりにも普通に料理をしているので唖然として固まってしまった。

 我に返り謎の女の子に声をかける。

「あなた、人の家で何をしているの?」

 その言葉に女の子は振り返り言う。

「おはようございます」

 正直良く分からなかった。だから聞いてみた。

「えっと、あなたはここで何をしているの?」

「料理をしています」

 余計分からなくなった。

「ごめんなさい、聞く順番を間違えたわ。貴方は何者?」

 そうやって聞くと相手は少し考え、答えた。

「本日からこの家に居候させてもらう事になった、彼岸ひがんと申します」

 言いながら頭を深く下げる。

「居候?」

「はい。前に居候させて頂いた家が火事で家の人ごと全焼したのでこの家に引き取ってもらいました」

「さらっと恐ろしい事言うわね」

「恐縮です」

「まあ良いわ。これからよろしくね。私の名前は篭目、梅宮うめみや篭目かごめ」

「よろしくお願いします」

 家族が一人増えた。


「そう言えば彼岸は今日から何所で寝るの?」

 彼岸の作ってくれた朝御飯を食べながら質問をしてみる。

「篭目さんの部屋の押入れで寝ろと言われています」

「押入れで良いの?」

「寝れるだけのスペースがあったので大丈夫です」

「じゃあ荷物もそこにもう入ってるの?」

「はい。迷惑でしたか?」

「いや、別に私も押入れは使ってなかったから」

「それなら良かったです」

「それにしても貴方、料理上手ね」

「いえ、それほどでも」

「さっきから気になってたんだけど、その喋り方どうにかならないの?」

「気に障りましたか?」

「そうじゃないんだけど、私達これから家族になるんだから」

「昔からこの喋り方だったので」

 まあこれも個性と言う事で良いか。

 私は時計を見て彼女に言う。

「私はそろそろ学校に行くけど貴方はどうするの?」

「今日は家で過ごせと言われています」

「学校はこれからどうするの?」

「明日から近くの所に通う予定です」

「そう。なら良かった」

 今日だけとは言え、この家に残して大丈夫だろうか。

 あの引きこもっている兄が何もやらなければ良いが。

 そんな事を考えながら玄関に行き靴を履く。

「それじゃあ、行ってくるね」

「行ってらっしゃいませ」

 彼女は頭を下げる。なんだかお嬢様になった気分だ。

 私は扉を開け外に出る。誰かに見送られながら出かけるの中々に気持ちが良いものだと感じた。


 学校に着き思う。

 今朝の家より雰囲気が悪い。

 いつもだったら家で一人だけで出かけるのを、今日は彼岸が居てくれたおかげで明るく感じた。

 それに比べてここはどうだ。親の七光りで入った無駄にプライドの高い連中が多いおかげで私の様な普通の人間は自分以下だとしか思わないうえ、プライドが高い物同士がぶつかると面倒くさい。

 現に校門から校舎の間、その隅で普通の女子生徒がプライドの高そうな男子生徒に攻め寄られている。

 面倒くさい。

 そう思いながらも自分に振られた『生徒会長』と言う役割を果たすため近づく。

「何で分かってくれないんだ!」

 男子生徒は怒鳴っている。

「僕の親は大手企業の社長なんだぞ!」

 またこのパターンか。

 親の七光りで入った人達は大体、困った時は親の名前を出してどうにかしようとする。

「それなのに僕と付き合ってくれないのか!」

 そう言いながら女子生徒の後ろにある木に思い切り手を付く。いわゆる壁ドンと言われるやつだ。

 あー……、色恋沙汰か。

 良く見ると女子生徒の方は中々に可愛い。それに比べて男子生徒の方はそうでもない。

「あの、えーと……」

 女子生徒は男子生徒の気迫に怯え、涙目である。

 私は二人に声をかける。

「そこの二人、何をしているの」

 私の声に二人がこちらを向く。

「げ、生徒会長」

 こちらは男子生徒。ありがちな反応であまり面白くない。

 女子生徒の方は私に気がつくと私の後ろに隠れてくる。可愛らしい。

「貴方はこの子を虐めていたの?」

「別に虐めてはねーよ」

 後ろに顔を向けながら女子生徒に聞く。

「実際どうなの?」

「えーと、その……」

 彼女はしどろもどろになっている。

「ほら、彼女はこんなにも怯えているわよ」

「そ、それはいきなりお前が出て来たからだ!」

 言い訳するにしても、もっと良いのは無かったのか。

「あ、あの」

 女子生徒が声を上げる。

「私は別に虐められていた訳じゃなくて……その、告白されていただけなんです」

 彼女は少し恥ずかしそうに俯く。なんとも可愛らしい。

「ほら見ろ、虐めている訳ではなかっただろう!」

「別に貴方には聞いていません」

 一呼吸置いてから女子生徒は話す。

「それで私が早く応えられなかったのがいけなかったんです。だからその人は悪くないんです」

 なんていい子なんだろう。確かに、この男が惚れるのも分かる。

「それで貴方はどうするの?」

 私は彼女に問う。

「私は……お付き合い出来ません。ゴメンなさい」

 私の後ろから出てきて言う

「でも、僕の親は――」

「いい加減にしなさい!」

 そろそろ私も腹が立ってきた。

「往生際が悪いわよ」

「く、覚えてろよー!」

 男子生徒は走って校舎に向かって走って行った。

「大丈夫だった?」

 私は女子生徒に聞く。

「はい、ありがとうございました」

 彼女は頭を下げてくる。

「気にしないで。生徒会長として当然の事をしただけだから。ほら、早く行かないと授業に遅れるわよ」

「本当にありがとうございました」

 彼女は校舎に走って行った。

 言ってから思う。結局私もあっちに行くんだよなー。

 まあ、いいか。

 私は校舎に向けて歩く。


「寄り道しないで帰るんだぞー」

 担任の先生が決まり事の様に言い教室を出ようとする。

「あ、生徒会長ちょっと良いか?」

 担任は思い出したかのように言う。

「どうかしましたか?」

「後でちょっと職員室に来てくれないか? 頼みたい事があるんだ」

 クラスの担任は生徒会の顧問をやっている。

 彼は去年入ってきたばかりの新人で、他の教師達が面倒臭がったのか、生徒会の顧問をやらされている。

「もう帰る所だったんですぐ行けますよ」

「そうか。じゃあ付いてきてくれ」

 私は先生に付いて行った。本当は早く帰って彼岸と話したかった……。


「いやー、本当に助かったよ」

 あの後、私は生徒会の活動と称され先生の手伝いをさせられていた。

「他の皆は予定が入っていたとか言って集まんなかったから助かったよ」

 多分、こうなる事が分かっていて逃げたんだろう。

 正直生徒会にはまともな人はいない。どうせ『生徒会』と言う肩書きが欲しかっただけなのだろう。

 私以外ちゃんと生徒会の仕事をしている人を見ない。

「遅くなっちゃったけどごめんね。気をつけて帰ってね」

「はい。失礼します」

 私は作り笑顔で答える。ようやく帰れる。


 鞄を取りに教室に戻る。

 教室に入り自分の席を見るが鞄が見当たらない。教室には数人、生徒が残っている。

 私は教室を見渡す。教室の前の方に設置されているゴミ箱に鞄の様な物、もとい鞄がはみ出していた。

 ゴミ箱に近づき鞄を手に取る。中身を確認し自分の物だと確定する。

 残っている女子生徒達の集団に顔を向ける。

 思ったとおりこちらを見てニヤついている。

「あれー、篭目さんどうしたのー?」

 集団の内の一人が話しかけてくる。

「何でも無いわ。気にしないで」

 周りの残っている生徒の様子を見るが誰も動こうとしない。当たり前か。

 私は踵を返し、教室を出た。


「ただいま」

 私はあの後すぐに家に帰った。

「お帰りなさい」

 彼岸が出迎えてくれた。帰って誰かが待っていてくれるのは嬉しいものだ。

「もう御飯は出来ているのですぐに食べられますがどうしますか?」

「じゃあ着替えたらすぐ食べるわ」

「分かりました。準備しておきます」

 彼岸が立ち去ろうとした時、私はふと思いつく。

「ねえ彼岸」

「何でしょうか?」

「試しにあれ言ってみてよ」

「あれって何ですか?」

「この状況であれって言ったらあれでしょ」

「えっと……」

 彼女は本当に分からないらしい。

「ほら、御飯にする? お風呂にする? それともわ・た・し? ってやつ」

「あー、それですか」

 自分でやっておいて何だか恥ずかしくなった。

「良いからやってみて」

「えーと、それでは」

 彼女は軽く咳払いをすると、

「御飯にしますか? それともお風呂にしますか? それとも私にしますか?」

 首を傾げながら無表情で言う。

 ……うーん。悪くは無いんだけど、何かが違う。

「まあ、いっか。じゃあ着替えてくるから準備しておいて」

「分かりました」


「ご馳走様。やっぱり貴方の料理は美味しかったわ」

「ありがとうございます」

「私はこの後宿題を終わらせるけど貴方はどうするの?」

「篭目さんの食器を片付けた後は考えていないので寝てしまおうかと」

「じゃあ、お風呂沸かしておいて貰える?」

「分かりました」


「んー。終わった」

 今日の宿題を終わらせて伸びをしていると、

「お風呂が沸きましたのでどうぞ」

 彼岸が私に言ってくる。

「ありがとう」

 また、思いつく。

「ねえ彼岸、一緒に入らない?」

「一緒にですか?」

「そう」

「でも一緒だと狭くなってしまいますよ?」

「別に貴方位華奢なら大丈夫よ」

「でも……」

「良いから行くわよ」

 あまり乗り気ではない彼岸を私は無理やり連れて行く。


「さっさと入るわよ」

 私は言い、彼岸を促す。

「でもですね……」

「でももだっても無い。早く脱いじゃいなさい。別に女同士だから大丈夫でしょ?」

「……分かりました」

 ようやく観念したか。しかし、彼岸は続ける。

「ただし、先に入っていてください」

「そしたらちゃんと入ってくる?」

「はい」

「じゃあ、逃げたら後でお仕置きね」

「はい」

 ……本当に大丈夫なんだろうか。ノリでお仕置きとか言っちゃったけど本当に逃げられたらどうしよう。

 まあ、深く考えていてもしょうがない。

 私は服を脱ぎ、風呂場に入る。

 そこで待ってみる。

 体幹で二分程度。彼岸が入ってくる。

「何で前なんか隠してるのよ」

 彼女は体の前をバスタオルで隠していた。

「あの……その……」

「良いからそんなものは取っちゃいなさい」

 私は彼女の抑えていたバスタオルを掴み剥ぎ取る。

 それでも彼女は手で前を隠す。

 むしろその方が卑猥な感じがするのだが。

「折角良い肌してるんだから出しても良いじゃない」

「その、恥ずかしいですし」

「まあ確かに一部……」

 私はその一部を見つめる。

「やっぱり出ます!」

 彼女が始めて大きな声を出した。

「ああ! ごめんごめん。ほら、肌は私より良さそうだし」

 とっさに彼女の腕を掴む。力を籠めたら折れてしまいそうな腕だった。

「肌は……」

「ごめんねって。ほら、せっかくだから背中流してよ」

「まあ、良いですけど……」

 彼女は壁に賭けてあったタオルを手に取ろうとする。

「ちょっと待って」

 私は彼女を呼び止める。

「何か不味い事でもありましたか?」

 さっきの事もあってか少し口調が怖い感じになっている。怖いと言うよりかは可愛くなっているが。

「肌を洗う時はタオルとか使うより素手でやった方が良いってこの間テレビでやってたのよ」

「……それで、どうしたんですか?」

「だから素手でやって欲しいなーなんて」

 それから少し間が空き、

「まあ、居候させてもらっている身分としてしょうがなくやります」

 まるで自分に言い聞かせるかの様に言う。私も居候なんだけどね。

「ありがとうございます」

 私は一応礼を言っておく。

「それでは失礼します」

 そう言って彼女は私の背中に触れる。

 人に背中を洗って貰うと言うのは中々に気持ちの良いものだ。

「今日は日中何かあった?」

 私は彼岸に声を掛ける。

「特には何もありませんでした」

「そっか」

「あの、この家にはもう一人いると伺ったんですけど」

「あいつの事なら気にしなくて良いよ」

「でも御飯とか」

「良いから!」

 つい大きな声を出してしまった。

「あんな奴放って置いて良いのよ」

「そうですか……」

 少しの沈黙。

「あ、背中ありがとうね。気持ち良かったよ」

 私は言いながら身体に付いた泡を洗い流す。

「それは良かったです」

「じゃあ次は彼岸の番ね」

「え」

 本当に心の底から驚いているようだ。驚くと言うよりは嫌がっているようだが。

「あ、あの私は自分でやりますから」

「良いから良いから」

 風呂場の隅に逃げる彼岸の腕を掴み無理やり椅子に座らせる。

「じゃあさくっと、やっちゃうね」

 手を伸ばし彼岸の背中に触れる。

「ひゃ!」

 彼女の体がビクッとする。どうやら肌は結構敏感らしい。

「本当に大丈夫ですから!」

 何だろう。楽しくなってきた。

「まあまあ、良いから」

 私はそう言いながら彼女の背中を撫で回す。撫でる度にビクビクするのが面白い。

 折角だから腕の方もやろうと彼女の左手を掴む。

 洗いやすいように少しこちら側に引き寄せる。そこで初めて気が付く。

「貴方この左手の甲、どうしたの」

「えっと……」

 彼女の左手の甲には彼岸花の様な痣があった。

「答えなさい」

 私は彼女に詰め寄る。

「その、私にも分からないんです」

「は?」

「実は私、記憶がほとんど無いんです」

「……何所まで覚えてるの?」

「前の家が燃えているのを見た所から今まで、後は断片的な記憶しかないです」

「そっか……」

 二人とも黙ってしまう。

「あの……」

 痺れを切らしたのか彼岸が話しかけてくる。

「私は思い出せなくても大丈夫ですから――」

 私は彼女の言葉を遮り抱きつく。

「あ、あの」

「忘れた分はこれから埋めていこう」

「……そうですね」

 また二人とも黙り込む。

「その、そろそろ放してくれませんか?」

「やだ」

「えー……」

 彼女が振り解いて来ないのを確認すると私は彼女の体中を撫で回す。

「ちょ! やめてください!」

 今まで大人しい彼女しか見て来なかったので新鮮だ。


「いや、本当にごめんねって」

「知りません」

 あの後、私達は髪を洗い湯船に浸かっていた。

 彼岸は私に背を向けている。

「そんなに怒んなくて良いじゃん」

「別に怒ってません」

「怒ってるよ」

 私は彼女の背中に人さし指を当て、這わせる。

「だから止めて下さいってば!」

「顔真っ赤よ」

 そう言うと更に赤くなる。

「貴方本当に面白いわね」

「私は面白く無いです」

「このままいじり続けるのも良いけど、そろそろ可愛そうだから出ますか」

「はい」

 こう言う時はちゃんと付いて来てくれて嬉しいな。


「さっきは本当にごめんね」

 私は彼岸に髪を乾かして貰いながら言った。

「別にもう良いですよ」

「私さ、小さい時以来ずっと一人で入ってたからさ誰かと一緒に入るのが楽しくてしょうがなかったんだ」

「……」

「だからごめんね」

「別にお風呂位ならいつでも入ってあげますよ。またあんな事をしないならですが」

「まったく酷いな」

「酷いのはどっちですか」

 誰かとこんなにも話したのは久しぶりな気がする。

 誰かと一緒と言うのは本当に良い物だなと改めて思った。

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