No.108 YAMAHA RX11

84年発売。世間ではYAMAHAが放ったフルデジタルシンセであるDX7がもてはやされようとしている頃、ドラムなどのリズム音を作るのを苦手とするFM音源に代わり、PCM音源を採用した、YAMAHA製PCMドラム音源第一号。YAMAHAのPCM音源であるがこの頃はまだAWMという名前すらなかった。当時の価格は137,000円。リアルなPCMドラム音源だったLinnDrumが数十万円もしたので破格だったことには間違いない。

RX15の兄弟機で、こちらは兄貴分。リズム音は28音色でスネアが8個あったり、12個のパッドに対応したパラアウトアウトが用意されていたりと、こちらの方がハイスペック。

ちなみに同時期の発売だったTR-909は酷評を受けて、中古でも二束三文で売られていた黒歴史がある。

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