第6話 生徒手帳
校則
本校では、一つのクラスを極道の組織に見立てて活動していく形になり、それにともない、以下の規定を校則として取り入れる。
其の一 クラス内ではクラスをまとめるための役職、「組長、」「若頭」、「参謀」をクラスの生徒から選ばなければならない。
主な役目としては、組長はクラスの代表、まとめ役になり、若頭は組長不在時の代理、参謀は組長の補佐として勤め、月の初めに行われる学年クラス会議ではこの三人で出ることになる。
決めることに対する規定は特にないが、基準としては家柄が紅蓮会での地位が高い生徒を指名するのが望ましい。変更はいつでも可能だが、担任に一度報告する義務がある。
其の二 クラスにはそれぞれの陣地が指定されてあり、それを縄張りとする
其の三 クラス同士での争いが勃発がしたとき、学園内ルールに則って戦闘を行う。
(ルールの詳細については下記に記載)
其の四 校内の敷地内で怪我を負った場合、登校に一週間以上の支障の出る怪我ならば、役職に基づいてペナルティとして一定期間の停学を命じる。期間は以下の通り。
組長 怪我を負った日から一年
若頭 怪我を負った日から六か月
参謀 怪我を負った日から六か月
役職無し 怪我を負った日から三か月
ただし、学園外で負傷した怪我に関してはペナルティー対象外とする。
役職を持った生徒が停学となった場合は速やかに新しい人員を任命すること。
其の五 クラス内の人数が停学で出席数が十五名以下になった場合、学年クラス会議までに最低十五名以上の出席者が揃っていなかった場合は組織の機能能力が低いとみなし、そのクラスを学級閉鎖とし、停学中の生徒含めた、クラスの全生徒を退学とする。
其の六 一クラスの人数は上限最大三十名とし、それ以上を取り入れることはできない。
ただし、退学や他クラスの移籍でクラスの人数が三十名に満たなかった場合、以下の条件で
クラスの転入を認める。
同学年の紅蓮会関係の生徒
他クラスから移籍してくる生徒
同学年で紅蓮会関係者から推薦を受けている一般の生徒。
また、一度退学になった生徒でも可(ただし、停学中に退学になっていた生徒は、復帰後残りの停学日数が経過してからとなる。)
其の七 争いなどで武器を使用する際は、学校公認の使用武器のみ認められる、公認武器に関しては各クラスに配分される軍資金で、購買部で購入できる。
また自分で作成した武器に関しては一度担任を通して学園側に使用許可を得る必要がある。
もし仮に殺害を行ってしまった場合はその生徒を退学とし、その生徒に関わる全ての組関係者を紅蓮会から脱退させる。
学園内で行う抗争のルールについて。
学園抗争は小競り合い、抗争、全面抗争の三種類で分けられており、それぞれで違ったルールを取り入れる。
小競り合い……学園内でクラスの五名以下同士で争いを繰り広げること。特にこれと言ったルールはなく、教師に報告する必要もない。
抗争……クラス同士で行う大規模な争い。両クラス合意の上、行う前はそれぞれの担任に報告し、指定された範囲内で争いを行うこと、終了条件は、相手組長を戦闘不能にするか、両者ともに和解をし、手打ちを宣言する。他にメンバーが十四名以下になった場合も終了とする。なお時間は学校のホームルーム時間から放課後までとし、その時間が過ぎると強制終了となる。
全面抗争……クラス同士が、決着がつくまで、日にちを跨いでも行う最大級の抗争。参加クラスの数は決まっておらず、合意をしたクラスなら何クラスでも参加できる。終了条件は一定期間が過ぎるか、組長が戦闘不能に陥った時。争い場所は、学園内のみで、放課後になると強制終了し、明日のホームルームまで持ち越しとなる。もし一定期間が過ぎても決着がつかな場合は、参加クラスの組長を全員を停学とする。
????……三年生になった時のみ行える抗争。
以上に基づいて抗争を行う。
もし、他クラスとの抗争で、組長格の生徒が停学になった場合、ペナルティとして、そのクラスは相手クラスの言うことを一つのきかなければならない。
敗北したクラスは敗北から一か月間は抗争を行なうことができない。
その他、注意事項
学年クラス会議……それぞれのクラスの代表が集まり、教頭の元でそれぞれの生徒の増減人数の報告と連絡事項を伝える会議
クラスが学級閉鎖により起こるペナルティーは特にないが、学級閉鎖になった際は紅蓮会幹部にそのクラスの生徒の名前、所属組が伝えられ、今後の紅蓮会での組の出世に大きく関わってくるので極力避けましょう。
学校での身だしなみや不純異性交遊に関しては自由とするが、妊娠してしまった場合は男女共々無期限の停学とする。
縄張りへの侵入、不可解な攻撃等、むやみに相手に喧嘩を売る行為は極道精神に違反するので極力避けましょう。
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