いつかの温度

突き抜けるような青空

風はすごく冷たくて、きみは少し身をすくめて笑ったね

すっかり葉を落とした木をバックに撮った写真は、まだ大事にとってあるよ


今日は鶏鍋を食べよう

それで、明日はおでんにしよう

2人でいると食べ物の話ばかりしてしまうけれど、とても幸せだったよ

暖かい部屋できみと微睡むあの時間が、僕はとてもとても好きだったよ

きみのいない家は、寒々しくて、まるで他人の家みたいだ


置いてけぼりの僕を、今年も冬が追い越して行った

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