転生しただけの少年

@kamanboko

第1話ハーフエルフ

なんでこうなった。


「…黙ってきいてりゃ好き放題いいやがってっ!」


きっかけは些細なことだった。偶然ハーフエルフと知り合って偶然気が合って偶然仲良くなってそれからちょっと世間のハーフエルフの風当たりが強くて


「てめぇら半魔とか魔物とか化け物とか言ってるけどよぉ!!そんなこと平然と言えるお前らの方がよっぽど化け物だああ!!」


偶然ハーフエルフが馬鹿にされて段々大事になってきて


「大体この子見てみろ!!化け物!?半魔!?この美少女が!?お前らみたいな残念顔より何倍も可愛いこの子が!?」


偶然俺がハーフエルフが大好きですこーし怒っただけ…のハズ……。


「そ・れ・に!お前らよりこの子のほうが全てにおいて上だ!格・上・だ!!容姿、頭脳、戦闘力、HP、MP全部上だ!この劣化版どもがっ!!」


「わかったか!この低脳ど…も…」



…………俺の隣にいたハズのハーフエルフはどこいった…?



********************


「おい!なんで俺をおいて逃げた!」


現在俺の前にはハーフエルフ


「ごめんなさい!あそこまで私達のこと言ってくれたことはとても嬉しかったんです!」


「え!?あ、うん、どういたしまして!?」


「でもそんなこと言ったあとだと絶対私面倒事に絡まれます!」


「だよね!俺もいま気づいた!ごめん!」


そして後ろには


「「「まてゴラァァァァァァ!!!!!クソガキィィィィィ!!!!!!!!」」」


先ほどの熱弁を聞いてくれた方々


「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!まだついてきてるうううううううう!?」


「だから言ったじゃないですか!!!」


俺の前にハーフエルフが逃げるように全力疾走。後ろには俺を殺すばかりの勢いで全力疾走してる方々54名。そして俺を置いていったハーフエルフを追いかけつつ後ろからも逃げるため俺も全力疾走。


「なんで王都のど真ん中であんな熱弁したんですかぁぁぁ!!!!」


「俺がバカだったよぉぉぉ!!!なんでホントに俺あそこで熱弁したんだ!?もうやだ僕日本に帰りたいいいいいいいいいいい!!!!!!」




……To be continued?





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