考察と推理について。
どうやらまたもNさんが事件を起こしたらしい。
ここに事件の詳細と経緯、そして私の観点から見た考察を述べていこう。
『お休み下さい事件』
事件が起きたのは、9/6日の未明だと思われる。
ちょうどその日の夕方、上司であるC係長から妙な電話があったのだ。私は生憎、電話口から聞こえる風の音に邪魔をされて内容が聞こえなかったが、係長の声音はいつもよりもずっと低い音程だったのだ。
私はその時わからなかったのだが、このときにすでに事件を起きていた。
Nさんは6日朝、係長へメールをしていた。内容は「17日にお休みを下さい」
ここからしておかしい。
何故かといえば、お店のシフトを決めているのは各店舗の店長かシフト専門の店員さんだ。そこに上司は介入しないことなのである。どうやら前々から17日にお休みしたいと店長に言っていたようだ。しかし17日が休みじゃなかったから電話したんではないかと思われる。
おかしなことはもうひとつ。ここで言っているのは9/17日のこと。この近くのイベントというとお彼岸と敬老の日だ。
当店はこの辺りにとても忙しくなるので、品物の準備をしなければならない。
なので、16~19日を三人出勤にしている。普段早番遅番一人ずつで回してるお店が三人出勤というのは繁忙期しかやらないことなのだ。何故かといえば人件費が掛かるし、何より三人いても暇をもて余してしまう。
これを踏まえて考えてほしい。一年仕事をしていれば、去年の経験から今の時期が暇か忙しい時期か、分かっているのではないかということ。
それから店長にお休み下さいと言った時に「お休み取れないかも知れません」と言われていたこと。それに本人は「わかりました」と答えていた。
勿論だが、シフト決める際にもこの辺りは指定入れないでと言われている。かくゆう私も忙しい所に休み入れたのをずらしているのである。
Nさんがお休みを取りたい理由は甥っ子の面倒をみるため。彼はどうやら少し知能発達障害らしいとは聞いている。だがもう学校に行ける年になっているのだ。しかも彼はゲームをするのだという。
なので私は恐らくそこまで酷くはないのだろうと推察する。
皆さんの中で発達障害というとまともに動けなかったり、暴れて目が放せなかったり重度の人が浮かぶだろう。だが発達障害というのは案外身近にある。
見た目は普通に見える人だって沢山いる。親戚にだってそういう従妹と、身体に障害のある男の子がいる。彼に関しては、体の障害と言う理由で特別支援学級に入ったために、普通の勉強をさせてもらえないのだというのだ。頭は問題なく普通の人と同じだと言うのに。
その例は特殊なので、そこまで言えないが。
敢えて私は思う。なら何故自由度が低い仕事場にしがみついているのか。お世辞にも毎日平和とは程遠いだろうし、殺伐とした職場の空気である。辞める口実だっていくらでも言えそうなものだ。
因みに、9月シフト出来たのが8/30である。8/31と9/3は店長と一緒になっているにも関わらず休みのことは黙りだった。
だからといって、私にも言ってこない。シフト出来てから7日もあったのだから、どこかで言うタイミングがあっぢろうし、それこそ店長へ連絡をすればよかったのではないのだろうか。
また初めからC係長へメールをするつもりならば、もっと早く連絡をしていると思われる。シフトがわかっているのだから7日も掛けないだろう。
7日も空いた理由は何故だろうか。
店長を飛び越えて係長や課長に連絡すること自体は、実は前からあったのだ。
この辺から少しおかしいと思うだろう。私は常々言っているが、お店が殺伐とした空気なのは本当なのだ。周りからも証言を戴いているので間違いはない。
実際、店長とNさんは二人であまり喋らない。何故かといえば、私がこのような場を借りてコラムを書いている辺りで察してほしい。本当に色々あったのだ。こじれない方が可笑しな話だと思う。
そのような空気をNさんも分かっているのか、あまり話しかけて来ないどころか仕事の話を聞いてこないそうだ。
ここが問題なのである。遊びではなく仕事なのだから、この人が苦手だからを理由に聞かないのは子供のすることと同じではないか。間違っても40代半ばの人のすることとして可笑しいと思う。
なので、私は仮説を立てよう。
「勢いでC係長にメールをして、あわよくばお休みをもらっちゃおう!うふふ!」
笑う意味がわからないが、本人は割とこんな感じなのでご容赦を。
私が考えたのは、勢いに基づいた稚拙で幼稚な動機なのではないかと。
流れとしては、
お休み下さいと店長に伝える
↓
難しいと言われたけれど、大して聞いてなかった
↓
シフト出来たが、お休みじゃなかった。
(三人出勤で厳しいと思うのだが)
↓
自分で考えた。だか店長には何も言わなかった
↓
月日経つ、家族の誰かにお休みの事聞かれる
↓
「いわなくっちゃ!そうだ、係長にいっちゃおう!うふふ!」
あまりにおばさんのやることにしては甘すぎる話なのだが。
だが、突発的なのではないかと思う訳はつい一か月ほど前のことの行動に似ている。
私が怒った時にNさんは、細かい事をちくちく言って仕返しされたのである。
やれ数を引いてない、品だししてくれないで帰る。ええ、私が私たる切っ掛けとなったあの出来事だ。
ついでに、私の知人友人に喧嘩を売るような言動をされたことも覚えている。
この件も、突発的な仕返しとみてまず間違いないだろう。またタイミングからしても顕著だ。
上に言って仕返しと少しでも考えているのならば随分と幼稚で短絡的であるし、おおよそ40も過ぎたおばさんのする事ではない。
お休みくらい…と少し思っていたのだ。この件を聞くまでは。
大体今までの自分の行動を顧みてみれば、あまり文句が言えないと思うのだが。
ここからは回答編である。
とりあえず私は思う事がある。
これ、おばさんの我が儘に振り回されただけだよね!?
こほん、……失礼。取り乱してしまったようだ。
だが君たちも、これを読むうちに少しは私の気持ちがわかるかもしれない。それを願って私の考察を述べていこう。
先に言おう。この事件の後、さらに事態は大事になってしまったのだ。
7日、店長とNさんのシフトだか、その話は一切なかった。どころか見切り品の品物を買いたいと言い出していたらしい。
8日。私は思うところがあったのでNさんに係長からの電話の件を伝え、何が会ったのかを聞いた。すると、思ったよりあっさりとお休みをいただきたいとメールしたと言った。
なので、私はこう伝えた。
シフトを作っているのは係長ではないんです。シフトは関係ないでしょう?
するとこう返される。
「いえ、係長に頼んで他の人を呼んでもらおうか、やっぱり無理なのを店長に伝えてもらいたくて」
結構考えてることが図々しいですね。これが40代半ばのおばさんってやつなのか。それと甘いと(失礼ながら)思った。
繁忙期は度の店舗も同じなのである。忙しいのにわざわざ他のお店に回す人材がいるわけがないのだ。何よりうちの会社は人不足である。
係長からは、お休みは出来ないけれど折れる時間帯に来るのよ、と言われたと私に言った。半ばOKもらった様ないい方だったと記憶しているが、後日係長のお話に寄れば休みはあげないけど、大事な時間帯は仕事して、用事を済ませたら出勤してねと言ったのよと。両者の間に若干のズレを感じた。
そんなわけなのと、店長飛び越えするのは良くないことなのでそれはおかしいでしょう。何で言わなかったのと私は聞いた。
そうしたら言いましたと。シフト作るときに言ったのだと。
……私が聞いてるのはそこではなくて、シフト出来た後だよ。そう思ってシフト出来た後に言ったのかと聞けば
まだだ、と。
なので、私はこう返した。
なんで、何回も言わなかったのですか?シフトが出来た31日、それから3日はシフト一緒にやっていますよね。
自分の休みが駄目だったの何故なんですか、と言えば良かったんじゃないですか?
一回だけ言ってだめなら、何故何回もいわなかったのですか?これだと納得したと思われてもしかたないですよ。
本人は鳩が豆鉄砲を食らったような顔だった。なんで私がこんな言われてるの?何で知っているの?と、そんなにまずいことしたの?と言った表情だろうか。
あとほんとに怖かったので言った事だが、そのときの係長の電話の声が怖かったのだと伝えたのだが、本人はあまり気にしてなかった。
(因みに付け加えると、係長の声が怖かっただけで私が怒られたわけではない)
それからおかしな点も指摘した。
シフト出来てから一週間近く経ってるけど、その間に言えたのではないか、もう少し早く言えなかったのかと。
「家族と相談をしていて、妹の仕事が東京の方に通っているので難しくて」
さて、この台詞を覚えておいてほしい。
それはともかく、相談に一週間掛かるのかと言うとイエスと言えない。もっと早く返せるだろう。
そしてNさんは、割と平気でその場しのぎの嘘を並べる人なので、あまり信用しづらい。この辺は今までのコラムを呼んで頂くとお分かりいただけるだろうか。
それらを踏まえて、このままだと何も言わないで17日好きな時間に来そうだと思ったので、係長に言ったことを伝えたのかと聞くと(そう思っていたが)言ってないというので、店長に伝えて下さいと言った。
それから、店長と二人のときはそんなに殺伐としているのですか、そんなことが言えないのなら、考えた方がいいんじゃないんですかと言ったのだ。
私は普通は口にしないことを言っている。しかしここまで拗れてしまうと、コミュニケーション不全の状態をどうにかしないとまた第2、第3の事件が起きてしまいかねない。それを危惧したのだ。
それもあるし、単純にこの状況がとても危ないと言うのを気づいてないので、少しは考えて下さいの意味合いもある。
その日はそのまま話を終わらせて帰ったのだ。
だがしかし、この事件は大事件になってしまうのだが。
……続く!
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