葛ノ葉稲荷譚
新庄直行
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序 章*日常と非日常
人々が行き来する臨海電鉄*
家電店の福袋を持って店から出て来た女性が男の子に気づき名前を呼ぶ。男の子も自分の母親だと気づき、怖い顔をしながら母親に抱きつく。抱きついた拍子に男の子が片手袋で握っていた赤い風船の紐を手放してしまう。その赤い風船は駅前ビルの街頭大型ビジョンの方向へと飛んで行く。街頭の大型ビジョンでは、若い女性キャスターが地方ニュースを読み上げていた。
『次のニュースは、大分郡*旧湯布院町
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