第13話 とっぽい
「とっぽいって何ですか?」
「とっぽい言うたらやな。ワルっぽいやつや、しかし本当にならなくてええんやけど、見た目をそんな感じで行こか。敢えて言うならプチとっぽいやな」
ますます分からない。
「まあえわ。論より証拠や、散髪屋に行こか。その髪型を変えよか。」
先輩と散髪屋に行き、髪を短くした。更にまるっいサングラスを購入した。
「ええか。人と話せなくてもやな。サングラス越しには結構大丈夫なんや。」。
「そうなんですか」
「そお言うもんなんや。見た目から入る方法もあるしね」
それから数週間が経った。
次第に大学でも同じサークルで話す女性も増えてきている。自分が思っていたよりも簡単だったみたいだ。
その後先輩から連絡があり、いつもの居酒屋に行く。
「そろそろ、自分で考える時期が来たやん。今までの教えの復習してみよか」
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