虹の勾玉
@konayuki3
第1話
春、四月。
校門の前で、微動だしない少女がいた。あたし、佐々木みつばだ。
あたしは今、衝撃的事実をつきつけられている。
あたしの横を、不思議そうな顔をして、高校生が通り過ぎていった。
やおら、手で口を覆う。
なんてことだ。
「男がいるわ……」
虹の勾玉 @konayuki3
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