短編シナリオ:無音暗殺(サイレントキル)
アマ公
第1話 プロローグ:記録
「はぁはぁはぁ……ひぃ、助けてぇ」
夜も更け、人っ子一つ見当たらない街道で一つ悲鳴が上がった。
男は顔に大きな古傷がある、チンピラのような風体の男。
強面の男だが、今は虐められっこのような情けない声を上げて、助けを求めていた。
「…………」
追手は淡々と歩き、刃物を二つ放った。
「ぐぁああああああ」
両足に突き刺さり、痛みで体勢が崩れ地面に倒れ込む。
「やめろ、やめてくれ、俺が何したって言うんだ」
「…………」
追手は無言で倒れた男の元まで近寄ると、静かに腕を心臓に振り下ろした。
《何故か》、その瞬間だけ現場に音はなかった。
死体はその後、追手の仲間なのか、顔を隠した二人も集まり、連絡を取り、どこかに回収されていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます