第12話 冒険フェイズ⑦ 戦闘:偵察ラウンド

●偵察ラウンド

GM:それでは、偵察ラウンドです。この戦闘では、敵はエプロンドレスの少女一人だけなので、偵察は成功しても失敗しても1回で終了します。誰がしますか? 

呪:はい。


 手を挙げたのは、【頭脳】がSの呪だった。偵察ラウンドは、本格的な戦闘の前に「偵察判定」を行って敵の規模や強さを確認するラウンドだ。通常は脅威カードを偵察目標に選び、【頭脳】の判定に成功するとその内容を知ることができるのだが、「アンタゴニスト」を偵察目標とする偵察判定は、成功すると、そのアンタゴニストのプロット値を知ることができる。

 プロット値とは、ここでは行動順のようなものだと思ってくれていい。プロット値が小さい方から先に行動していくことになる。


GM:それでは【頭脳】で判定してください。

呪:はーい。(コロコロ)3、3、4、5!

GM:「絶望の闇」のマイナス修正が乗るので、出目で5以上で成功ですね。

呪:じゃあ5をアクションダイスに取っておいて、ムードダイスは……。

緋色:青がいいな。

呪:じゃあ3をムードダイスにします。

GM:それでは、青の領域のインガが2つになりました。


  運命の輪 黒:1 赤:1 青:2 緑:1 白:1


GM:判定も成功なので、エプロンドレスの少女のプロット値が公開されます。

天宮:よしよし。

GM:エプロンドレスの少女のプロット値は、2です。ルール上はアンタゴニストも偵察判定を行えるんですが、もうこちらのプロット値が確定してしまっていて、意味がないのでやりません。それでは乱戦ラウンドに移ります!






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