神話創世RPGアマデウスリプレイ「アマデウス・エクス・マキナ」

みやし

　本作は、某日に行われた神話創世RPGアマデウスというシステムのTRPGセッションをリプレイ化したものだ。

　この一文だけでもTRPGについてご存じない方には聞き覚えのない用語がずらっと出てきたと思うので、軽く解説をしておく。ご存知の方は読み飛ばしてもらって構わない。

TRPG……テーブルトーク・ロールプレイングゲーム。複数人でプレイするゲームで、参加者のうち一人がゲームマスター（GM）、残りがプレイヤー（PL）となる。PLはそれぞれ、一人のプレイヤーキャラクター（PC）を作り、GMの描写する世界の中を自由に動かし、他のPCやGMが演じるノンプレイヤーキャラクター（NPC）と会話をしながら物語を作っていく。MMORPGをコンピューターを使わず紙とペンでやると思ってもらえればわかりやすいだろう。

システム……TRPGというジャンルの中のゲームの種類のこと。コンピューターゲームでいうと、ドラ◯エとかポ◯モンのようなものだ。

セッション……TRPGの１回のプレイのこと。本来は音楽用語だが、参加者同士の会話によって物語を作っていくという即興性が、ミュージシャンが集まってするジャムセッションと似ているためこう呼ばれるようになったのだろう。１回のセッションは、短くて３時間、長ければ10時間以上かかることもある。

リプレイ……TRPGセッションを物語風に書き起こしたもの。書店でライトノベルの棚をよく探すと見つかるかもしれない。

　以上、長々と失礼した。神話創世RPGアマデウスは、簡単に言ってしまうと、神子、すなわち神様の子供となり、親神から予言を受けて世界を救う、といった感じのゲームだ。それでは次回から実際のゲームを始めていくことにしよう。