第10話 I wish..♥願わくば♡ 10 加筆修正有2020.08

10.



=== 仁科葵 ===(引き続き5年前の過去の話)



 幸いなのはすでに息子達が成人、もしくは成人間近の

年齢になっていたってことかな。



 息子達は自室に居たはずだけど、もしかしたらドアを開けて

耳をダンボにして聞き耳位は立てていたかもしれない。

( ̄∀ ̄)3 キイテルデェ~



 この話し合いの中で女性が盛んにもうひとりの浮気相手のことを

話題に出していたので、当時長男はガックリ来ていたことだろう。

    



 小学生の頃の同級生と云えども、友達の母親が不倫相手とは

なんともはや。



 夫は子供達が小さな頃からずーっと女遊びを続けていたので

過去にももしかしたら息子達はどこからか、そういう父親の

所業(=振る舞い)を聞いたこともあったかもしれない。


            キキタナイワ<( ̄3 ̄)>



 けれど噂に聞くのと、現実に浮気相手が家に乗り込んで来て

修羅場を目の前で見るのとでは、衝撃の度合いが違っただろう。





 さて、肝心の私はどうだったろう?

 ・・と昔の記憶を引っ張り出してみる。




 ともかく、ひすまずは家政婦になってやった。o(`ω´ )o ワハハ



 当時私はこンな風に考えていたと思う・・。



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 夫は、いや・・目の前にいる息子達の父親はこの状況を

どうやって納めるのだろうか。こんな時でも結構落ち着き払って

(ただの振りかもしれないが)二枚目だね。ハー。


      ヘ( ̄ー ̄)ノ  ドコフクカゼ


 見た目が余りにも良過ぎることは私も認めざるを得ない。



 だけどさ、夫くん、私のpureな気持ちはあなたに絶対

あげないから。



 あなたに捧げる愛なんて1mmも・・1gも持たないから。



 敢えて浮気の件は息子達には云わないでおいたのに

息子達からは妻を愛し、息子達を慈しみ、家庭を大切にしている

尊敬すべき父親で居られるようにしてあげていたのに、何やってるのよ

全くぅ。 o(`ω´ )o




 息子達もあらかた成人して自分もすでにアラ還域に

入ってるっていう時になって、今までのことを全て台無しに

するようなことをして、腹立たしいったら無いわ、ほーんと。。



周りを巻き込んで家族を不幸にするなんて

ほんとっ、許しがたい。



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 私の怒りの矛先はまっすぐ強く、夫に向けられた。


βακα..._〆(゚▽゚*) イイカゲンニシロヨ



 浮気相手の独身女と既婚女に対しては怒りと云うよりは

哀れみと侮蔑しか無かった。。


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