第2話 I wish..♥願わくば♡ 2 加筆修正有2020.08

2.


=== 仁科貴司 & 仁科葵 ===



 「今まで仕事も二足のわらじで一生懸命やって来ましたが

趣味や遊びも負けない位時間を費やし

ヤンチャな事もしてきたわけですが、60才を目前に目が

醒めまして・・・。」σ(゚ー^*)





 ♡覚醒したのねぇ~♡~♡~ン♡←-- ヤンチャ仲間達の

                クスクス笑い


ψ(`∇´)ψ


(*`▽´*) ヒャヒャヒャ





 「今後は家庭第一家族第一、そして私の最愛の妻第一を

モットーに今までの感謝と共に反省も込めて妻を大切に

していくことをここに誓います」





 夫は神妙な面持ちでそれから笑顔を周りの人達に向けて

声高に再度、最愛の妻だけに心を捧げて大切にしていくことを

誓います、と言葉を結んだ。




 とまれ・・


私は事情が飲み込めず、頭の中は真っ白。(*´Д`) エェーッ





 けれど辛うじて周囲の人達に違和感を持たれない程度に

口角を上げ、微笑みを湛えた表情で拍手喝采を受け止めた。


            (@゚ー゚@;) アホクサッ     







 夫が私の方を見たように視界の端で捉えたけれど

気付かぬ振りで私は息子達に視線を向けた。






 長男も次男も辛うじて周囲に溶け込んだ表情を纏って

いたけれど、その目には明らかに私と同様の困惑が

浮かんでいたのを私は見逃さなかった。(。・ω・)ノ゙ジローリ 




長年、最も夫を間近で見て来た者だけが持ちうる

苦悩や悲しみ裏切り、様々な感情の混じり合った

乾いた瞳・・・


 6つの瞳に喜びの色はなかった。(# `)3') ナンダソレ






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