私の終わりは・・
Holidays
第1話 思い出の中に
夏の暑い日、幼馴染の友達と2人、友達の運転で海に行くため車を走らせていた。ラジオを聞きながら楽しく話をしていると、後ろから珍しい真っ赤な車が現れる、フラフラと運転しており、少し気になり見ていると私達を追い抜こうとしてきた、反対車線に飛び出してきた為、こちらがスピードを緩めるとなぜか赤い車もスピードを緩める。友人は「ん?」と言いながら、スピードを上げると隣の車もスピードを上げる・・「なんなのよ」と友達が慌てる、背筋に寒気を感じて私は赤い車の方を向く。すると運転している女性と目が合う。運転席に一人長い髪の綺麗な女性が私をみて何かを言っている、
「・な・・は・やは・こ・し・だ」
私に言っているのか?何を言っているのか?何もわからず、今の状況に焦る私。
道路はカーブにさしかかろうとしている、
その時、前から車が現れ・・・
『ドーーーーンンン』
と凄い音と共に隣の車が消えた。
振り向くと
燃えさかる炎・・・
友達の悲鳴と共に車がキーとブレーキ音をたて停まる。私はどうしていいかわからないまま急いで車から降りる、体は小刻みに震えている、
「お・え・・・・・だ」
後ろから耳元に声が聞こえてくる、ビクつき振り返ると黒いフードの男性が私の前に立っていた。
《ドックン》
・
ガサ
・・・
ガサ ・・ガサ
目を開けると暗闇にかすかに光が入る、その光に照らされる知らない天井が目の前に飛び込んできて私は目を覚ました。
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