第一章その10.狼の正体
「それで音哉君が、"用事が済んだので、出来ることがあれば何か手伝いますよ"と
「それで、さっきの狼達は
自分の言葉に雅人叔父さんは、ある方向へ指を差して答えた。
「あれが狼の正体だよ」
「狼達が逃げた後、道路の
「禁止されている
立ち上がった神羽屋は、そう冷静に
「そう、神羽屋君の言う通りだよ。知っての通り、変化と操りの使役は生物や物質を違うものにして式神で操ることだ。そして式神法で禁止されている。使役した者は式神
「でも何故、犯人はそこまでして…」
「理由は分からないが、これから大変なことになりそうだ」
『もしかして!』
雅人叔父さんの言葉の意味に気づき、自分と神羽屋は驚いた。
「そう。最近この街から猫達が消えていた訳は何者かに式神で姿を変えられ、操られたからだ。つまり、街から消えた全ての猫達が狼にされている可能性もある」
神妙な面持ちで、雅人叔父さんは話し
「そうなると、自分達の手には
話を聞いていた音哉も、神妙な表情をしながら呟いた。
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