第一章その8.自援護

 みづからの木箱から式神の札を取り出そうとしたその時、一瞬にして辺りがまぶしくなり閃光に包まれた。あまりの眩しさに両腕で目をおおい光をさえぎる。

「うっ。今の光は、なんだ!」

 眩しさが薄れる中、目線の先には遠くの方に人の姿が見えた。その内の一人が自分達に「大丈夫かー」と腕を振って呼び掛けてくる。神羽屋は驚いた顔をしているが、自分は状況を把握はあくする。そして苦笑いしながら自分は腕を振って答えた。

音哉おとや雅人まさと叔父さん、こっちは大丈夫~」

 雅人叔父さんと音哉が来てくれたおかげで危機一発の事態を回避する事ができた。

 

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