磁麺素歌

蒼色メチル基

0 アテンションプリーズ

 はじめましての方もそうでない方も、こんにちは。蒼色メチル基と申します。この名前は、主に物語に対するペンネームな訳ですが、普段は青倉玲依という名で舞台の活動をしておりまして、舞台に立って演じたり、裏方にまわって舞台を支えてたり、脚本を書いたりしてます。


 突然ではございますが、皆様は「自分という人間はこういうものなんだ!!」と自覚されたのはいつでしょうか? かっこいい言葉にするなら、アイデンティティ確立というものです。また、自己同一性の確立ともいいます。

 私のアイデンティティー確立はといいますと、恥ずかしながら、たぶん……まだなんじゃないかと思うのです。1995年2月生まれの私の現在(2016年7月20日執筆)の年齢は21歳ですが、21年経った今でもまだ自分というものがよく分かっていません。一般的に20歳は成人、社会的には大人という扱いをされます。ですが、私はどうも大人になる気配がないのです。これは単純に、社会的経験が少ないからだとも考えられますし、それ以外にも自分の置かれている環境やまわりとの関係にも左右されているからだとも考えられます。私が抱くように20歳になっても大人になりきれてないんじゃないか、自分ってどんな人間なんだろうと感じさまよってる方は、きっと少なくはないのでは? ですが、私にはそれ以外に、もっとはっきりとした原因を知っています。


 あることがきっかけで、私は自分の知らなかった自分に対面します。それが、「発達障害」との出会いでした。


 その出会いが、私のアイデンティティーを更に遠ざけてしまうのです。今も「俺ってなにもんなん???」と暗中模索を続けております。そんな私の自分探しの旅……と言いたいところですが、そんなお金ありません。残念! インドとかどっか遠いところに行って、なんかすごいパワースポットを巡ってみたいでのですが、本当にそんなお金はありません。残念!! そして、お金もなければ、時間もありません。残念!!!

 壮大な旅の記録になればよかったのですが、この小説(この場合エッセイでしょうか)では、私が今まで経験してきたことをつらつらと並べたり、少し学術的なことを踏まえて考えたり……学術的な観点から考察なんてできるのかという不安はございますが、基本的には「発達障害」について扱います。

 最近になって発達障害という言葉の認知度は高くなってきましたが、まだまだ広く知れ渡っていないんじゃないかと感じます。少しでも多くの人に知っていただけたらという願いを込めて、ゆっくり、ゆっくり、ブログのように更新してまいります。(更新ペースは1ページ、週1程を予定)


 文を紡ぐのが著しく苦手な小生ではございますが、生暖かい目で見守っていただけますと幸いでございます。


 それでは、本編スタートです。

 


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