不完全世界と魔法使いたち⑥ ~物語と終焉の魔法使い~(下)

安路 海途

引用

「もしも誰かが、何百万もの星のたった1つの星に咲く花を愛していたら、その人は星空を見るだけで幸せになれる。自分に向かってこう言える――『ぼくの花がどこかにある……』」


 ――サンテグジュペリ『星の王子さま』(池澤 夏樹・訳)より

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