ネズミ

あー

濃縮

部屋にクーラーをつけた

ごく普通の事柄だけど、家庭環境によってこの事実は画期的な文明の受諾と昇華する


クーラーは嫌いだから


両親の言葉


特別貧乏な家庭ではなかったが父と母が嫌いといえばそれは世界が否定したと言ってもおかしくない

どころか世界の真理と同義だ

親聖典と言ってもいい

純真無垢だった小学生の私

〇〇歳までキリストにもブッタにもイスラムにも振り向かず無宗教を貫いてきた

祈っても祈っても祈り倒しても死んだ後しか見向きもしない神なんていてもいなくても同じだと思っている

信じるものは巣食われるご時世に神の奇跡など待っていたら蜃気楼の見える西陽よろしくプライベートルームに蒸し焼きにされかねないと

夏バテと転職に思い切って購入した


クーラーってスッゲー快適な夏を提供してくれんのな!



親宗教から脱却した私


だけど負け組

だけど負け組


ファザでもマザでもシスでもブラでもない

姪は好きだがいろんな壁がある

中世ヨーロッパにでも生まれ変われれば問題ないが

生まれ変われない問題が生じてしまう

思い切って時空を歪めてみようと思ったが歪める前に死んでしまうので辞めた

姪は目に入れても痛くない程度に抑えておくとしても

料理洗濯は一人暮らしの経験値がありそれなりにお菓子も作れる

なんならダーマ神殿で転職可能(主夫希望)のレベルだ

キッチンプイプイは毎日簡単でお手軽だからお勧めするぞ?

なのに彼女ができない


好きの反対は嫌いではなく無関心って誰かが言ってたような気がする

嫌われる事は意識されてるってポジティブに考えても

睨まれて挨拶も返されないって結構凹む


だからって年齢=いない歴ではない

こんな私にも数年は恋人がいました

いました

間違えたけど


間違いを認めているからこそなのか

間違いを認めたフリをしているからなのか

間違えても間違いとわからないからなのか

間違いは間違いを証明した正解なのか


神になんて祈らないのに

神なんていないのに


私の寿命は1年になりました





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