第1章2 「異世界へようこそ」

「侑!!いやああああああああああ」

母さんごめんよ。親不孝者で

「息子さんは植物状態です。命は助かりましたが…」

ああ…先生駄目だ俺死にそう。

意識が朦朧とする中俺は静かに眠っていった。


俺は死んだ…と思っていた。

だからもう天国かなと思っていたから目覚めた時天国だと思っていた。


チュンチュン


鳥の声と共に俺は目覚めた。

「ああっ…ここが天国ってやつか」

何だろうゲームで見た事ある様な風景が広がっていた。

「ここで生活で出来るなら本望だろ」

暫くずっと空を見ていた。でも暫くして空の他に少女の顔が見えた。

「少女の顔…?」

「大丈夫…ですか?」

そこに居たのは紛れもなく少女だった。

金色のロングヘアーに海みたいに綺麗な瞳

まるで外人みたいな感じだった。

「外人さん?」

「外人とはどういった人を言うのでしょうか?」

「外国の人」

「外国とは?」

「いやいや大丈夫か?日本以外はな…」

ふと思い出した。俺は死んでいた事を。

「悪い今のは無しで」

不思議そうにこちらを見つめる少女

「で?ここで何をしていたのですか?」

ふと少女は俺に問い始める

「何って…寝てた?」

「ここ寝る所じゃないですよ?」

へ?と思った俺は言葉を返す

「じゃあどういう所なんだ?」

「ここはお墓です」

「…」

「えええええええええええええええええっ」

驚きのあまり俺は大声を発してしまう。

「そんなに驚かないで下さい。私までびっくりしちゃいます。」

「てか何で君はここに居るんだ?」

率直な話疑問に思った。周りが人気が無いのにこんなか弱そうな少女が居るべき場所では無いからだ。

「私は単にお花を摘みに来たのですよ」

俺は目が点になった。

「え…?危なくないの?」

少女は笑顔で返す。

「夜に来なければ大丈夫ですよ」

ああ…なるほどそのパターンか。夜は危ないモンスターとかうじゃうじゃ

あれ?モンスター?

「そういえばここってモンスターとか出るのか?」

「何か初めて来る人みたいな言い方ですね?そうですよ?モンスターは出ます」

少女はまたまた不思議そうに答える。

「そうか…ふふふふふふふははははははは」

俺は思わず笑ってしまった。少女は当然怖がっていた。

「まさか怪しい人ですか?」

「違うよ(笑)大丈夫だから」

「俺は青柳 侑(あおやぎ ゆう)」だよ」

「アオヤギ…?変わった名前ですね?」

「侑が名前だけどね」

「侑ですか~良い名前です」

「君は?」

「私はフィリア・アス・バーンクロス」

「フィリアか」

「よろしくですね!!侑」

「ああ!!よろしく!!」


こうしてフィリアという少女に出会った俺。

しかしこの時はまだこの世界が異世界だと知る由も無かった。


to be continued…

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