小説を書くという事について
戦国皐月
小説を書く
内容と設定を考える
小説を作る事において、内容と設定というのは大切な物です。
キャラクターが良くても、内容と設定に厚みや旨みがないとつまらないです。(ギャグは毛色が変わって来ますが)
つまり見た目が良いのに大味なマグロ状態なのです。
そんなマグロは、食べて損した、と思うでしょうし、お金を返せと思うでしょう。
つまり、読む側からすれば、損失が生じるのです。
話が少しズレました。
それでは、内容と設定の作り方について考えていきましょう。
私が挙げるものは私自身のあくまで方法の一つですから、参考程度にお考え下さい。
1,テーマから考える。
テーマは、日常で、ふと、思い浮かぶ事もあります。あぁ、こんなテーマで書きたいなぁ、と。
アニメを見ていて、部活していて、会社で働いていて。
ですが、書こうとして自分で考えたら、あれ?中々思い浮かばない。と、言う人は、他の手段でアプローチしてみましょう。
テーマというのは良くも悪くも結果です。
何をテーマにするかで、テーマに合わせた結末が自ずと出来上がります。
そこで、先に結末を決めておき、その間の内容を考えていきます。
書きたい話で結末と繋がるものを選ぶと良いでしょう。
その後、設定やキャラクターを決めます。
テーマと内容に沿えばいいのですから、設定やキャラクターは自由にして構いません。
テーマが出来てからの順序は逆でも構いません。
話は変わりますが、敢えてテーマを考えない、というのもありです。
そうすると、どんなテーマかは読者に任せることになります。
2,キャラクターから考える。
こんなキャラクターを主人公にしたい、と思ったなら、まずは主人公の細かい設定を決めていきます。
性格だけでなく、能力だとか、関係人物や相関図などなど。絵に自信のある方は容姿を考えても良いでしょう。
関係人物や相関図まで作れたなら、もう下地はバッチリです。
能力をつけるなら、その能力が主人公の世界でどんな扱いなのか、主人公の世界はどんなものなのか、考えましょう。
これで、主人公の世界の設定は終わります。
政治や大陸などを使うなら、更に細かく主人公の世界を設定する必要があります。
次は主人公をどう行動させるか考えます。
此処で先程作った関係人物や相関図が活きてきます。
主人公が行動を起こす。それだけでそれを周りがどう受け取って、どう行動するか、決まります。
3,設定から考える。
こんな能力使いたいという方は、こちらの方が良いでしょう。
こんな国を作ったんだけれど、という方や、
こういう政治がしてみたい!という方もおススメです。
ただ、設定から考えると、キャラクター作りが一番し辛いので、キャラクター作りが得手でない人は、上の方法と併用しても構いません。
設定は、話の内容を作る上での大事な基礎です。
なければ小説という家が建ちません。
苦痛にしか感じない方や、むしろ楽しんで作る人も居るでしょう。
しかし設定が事細かであればある程、話は重みと厚みを増していきます。
設定に関しては後々また別に書くつもりです。
4,ジャンルから考える。
ミステリーやサスペンス、ファンタジーや現代物など、書きたいジャンルを決めて書いていきます。
ジャンルが決まれば、ある程度型も決まっているので書きやすくなるでしょう。
とは言え、ファンタジーも色々ある上、SFに至っては定義すらあやふやなので、ジャンルを決めてからは上記の手段を取っていった方が良いと思います。
5,同時進行
1から4の手段全て同時に行います。話や設定が湯水のように思いつき続けている方にオススメします。
私自身、このタイプです。酷い時には数個の話がぽぽぽぽーんと出て来るので困ります。
さて、ここまで内容や設定の作り方について話ましたが、この設定をどこにしまっておくかについて、お話しようと思います。
私の場合、ルーズリーフ数枚を使って、相関図、設定、人物、内容をそれぞれ書き連ねていきます。
見られたくないのならスマホやパソコンでも良いでしょう。
金庫にインしてもオッケーです。
次は、もう少し踏み込んだ話をしていこうと思います。
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