岩と雲の世界
@robano
ブークト
”夏に虫を潰す者は秋に豆を数えない”
これは山岳地帯に住むブークト族に伝わる諺である。
彼らはルシャートと呼ばれるマメ科の植物を主食としているのであるが、
この作物はカタバオオシロチョウの幼虫による食害にあいやすい。
そのため、この幼虫を見つけ次第潰すのが彼らの間では常識となっている。
ここで我々は早くも問題にぶち当たることになる。
著者は書くべき内容を何も用意していなかったのである。
ブークト族など知らないし、諺も豆も蝶も出鱈目であった。
文学っぽい言い回しで適当なことを書いていれば良いと思ったのだろうか?
呆れて物も言えない。
読者諸君はこうお思いになることであろう。
こいつは何がしたいのかと。
逆に訊こう!
私は何をすればよいのだ!?
暑いし暇だし疲れたと言えよう。
即ちもう嫌。
岩と雲の世界 @robano
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます