18
1
水ぐもに かき乱されて 夕陽燃ゆ
夏のゆらめき 広がりて、輪
(読み方)
みずぐもに かきみだされて ゆうひもゆ
なつのゆらめき ひろがりてわ
2
流れ星 気圏の露へ 砕くかな
夢想に遊ぶ 子供の砂場
ながれぼし きけんのつゆへ くだくかな
むそうにあそぶ こどものすなば
3
紅く差す 夏の日暮れの 帳降り
血潮高ぶり 染まりゆく耳
あかくさす なつのひぐれの とばりおり
ちしおたかぶり そまりゆくみみ
4
昼来たの 来たぞどこそこ ひとり旅
北の八幡 嵐のごとく
ひるきたの きたぞどこそこ ひとりたび
きたのはちまん あらしのごとく
5
すっぽかし 信楽焼きの たぬきだね
ラインでぺこり 写るその顔
すっぽかし しがらきやきの たぬきだね
らいんでぺこり うつるそのかお
6
冴えたけど 子供に戻る 術もなく
夢書き集め 綴るひと文字
さえたけど こどもにもどる すべもなく
ゆめかきあつめ つづるひともじ
7
夕餉の輪 塩ゆで赤ら 顔の群れ
たくさんはある 豆知識かな
ゆうげのわ しおゆであから かおのむれ
たくさんはある まめちしきかな
8
信号に 恋しいかいと 息満ちる
歩道に響く 冬の足音
しんごうに こいしいかいと いきみちる
ほどうにひびく ふゆのあしおと
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