第二話 葛藤
平成9年4月、聖二は7才になっていた。
小学校に入学をした聖二はおもいのほか緊張をしていなかった。入学式が終わり、教室へ行く。
教室へ戻った新一年生に担任の先生が一言、「今から隣のお友達と積み木を使って数を数えてください。」
なんも難しくはなかった、積み木を使って数を数えればいいというもの。だがこの時の聖二はその意味がまるで理解できていなかった。
それどころかいきなり席を立ち、教室内を歩き回る始末。とにかく落ち着きがなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます