タイトルの長さよりも作品にそのタイトルが相応しいかどうかの方が大事だと思うことを言いたかったのに、いつの間にかスケベについてアツく語ってた話。


 こんにちは、風嵐むげんです。ですです! 急に寒くなってきましたが、皆さまお元気でしょうか。私はお元気です。お互い風邪を引かないように気をつけましょうね。


 さて、本日は作品のタイトルについて。皆さまは、いわゆる『長いタイトルの作品』についてどう思います? 最近ではラノベだけではなく、漫画やドラマや映画でも長いタイトルの作品が増えていますよね。『打ち上げ花火、下から見るか横から見るか』や『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』などなど。


 このテーマ、ツイッターなどでは度々TLを賑わせるんですよ。まあ、皆さん色々と言いたいことがあるんでしょう。なので、今回はあくまで私の意見を述べたいと思います。なぜか私いつも乗り遅れるのでw


 私個人としては、ぶっちゃけどっちでもいいですね。長くても短くても気になりません。というか個人的にタイトルのセンスが長すぎるので、『こういう話です』みたいに素直に表現できる今の風潮はありがたいです。もちろん短いタイトルも格好いいと思います。『K』とか『氷菓』とかですかね。


 長いか短いかはどちらでもいい。ただ、私が気になるのは、そのタイトルが作品に相応しいかどうか、なんですよ。たまにありません? このタイトルで、この話? っていう作品。最近読んだ作品で私がそう感じたのは、『クロの戦記 1 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです 』という作品です。もともとはなろうで連載している作品ですが、ちゃんと書籍版を買って読んだので言いたいこと言います。


 タイトルだけでもスケベですよね。さらにこの作品、表紙もなかなかにスケベ。さらに凄いのがカラー口絵。もうね、素晴らしいです。これはもうさぞスケベな内容なんだろうなぁ、ええ? と鼻息荒くして読み始めましたよ。


 でもね、読み進めてすぐに鼻息も静かになりました。この作品、確かにそういうシーンもあるのですが、所々であるのですが、どちらかというと戦記ものという硬派な色の方が強いんですよ。人種差別や奴隷などのエグイ描写もあったりしますし。前かがみだったのが完全に背筋伸びましたわ。


 で、思いました。この作品、タイトルとあってなくない? って。


 そもそも、この作品は最初は『クロの戦記』というタイトルで今とは別のレーベルで出版されていました。そちらは読んでないのであれですが、どうやら打ち切りになったようです。レビューを見る限りでは、編集にも何かあったようですが、とにかくこのタイトルでは売れないと判断して今のレーベルでは変えたのでしょう。


 戦記ものも好きなので、もやもやしながらも私は楽しめましたが。スケベ……まではいかなくとも、女の子といちゃいちゃする話だーって思いながら読み始めたのに。カレーを頼んだ筈が牛丼がきた気分。


 タイトル詐欺自体はわりと好きなんですよ。『幼女戦記』とか、てっきりいたいけな幼女が戦う話なのかと思ったら、あれでしたからね。そういう意外性はいいのですが。


 でもなんだろう、スケベな話ですよーって釣っておきながらヘビーな内容を見せられるというこの違和感がいやだなぁと。それは意外性ではなく、ガチの詐欺といいますか。こういう話なら、別にスケベを売りにしなくてもよかったんじゃないかと。


 ……あれ、結局何の話してたんだっけ? よくわからなくなってきたので、今回は宣伝して終わります。



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