大人が読みたい小説とは?


 こんにちは! 最近知らない場所で私の人間性を心配されているらしいことを知った風嵐むげんです。犯人はいとこです。止めろマジでほっとけ。


 さて、今回は前回チラッと書いたことを掘り下げようと思います。ずばり、『大人が興味を持つ作品』とは何かということです。突然ですが、私の兄の話をしても良いでしょうか、良いですよね?


 三十路の兄は現在とあるチェーン店の店長をしています。既に結婚しており、三歳の子供が一人居ます。彼は私よりもラノベ、漫画、ゲームが大好きで中学生くらいから物凄い金額を趣味につぎ込んでいます。未だにそうです。


 でも、最近なんか異変というか、趣向が変わってきたんですよ。以前は血沸き肉躍るバトルとか、物凄いシリアスなファンタジーが大好きだった癖に、なんか全然違うギャグファンタジーのラノベを読んでたんです。あえて何の作品かは言いませんけど、あのアニメ化とかもされててめっちゃ笑うやつですw少なくとも甥っ子が生まれる前まではそんな作品読まないっていうか、むしろ嫌いってくらいの男だったのですが。


 で、聞いてみたんですよ。何でそれを読んでいるのかって。そうしたら、こう答えたんです。


「仕事や育児で疲れてんのに、趣味でまで疲れたくない。シリアスは脳が拒むし、バトルとかハラハラしたりする展開がしんどい。だから、最近は頭使わなくて済む和んだり笑えるやつが読みたい」


 はい、以上です。病んでいるのでしょうか。


 でも、考えてみるとそういういわゆる『お疲れ気味な大人のラノベ好き』さんは多いのではないでしょうか。私もそうですし、オタクな友達も最近は重いシリアスな小説は読むのがしんどいって言ってました。


 更に、それは特に小説が顕著だということ。アニメとかゲームとか漫画は全然シリアスものでも見られるけど、小説でシリアスがしんどいって言うんですよ。あと自分が年取ったことが思い知らされるから、十代の主人公がきついとか。バトルよりも日常系が良いだの何だの。昔は同じ小説を回し読みしてたのに。あくまで知り合いの何人かに聞いただけですから、全ての読者さまに当てはまるわけではないでしょうが。


 このカクヨムはノベル好きが集まっているわけですから、そうでもないかもしれませんが。でも、たまに本屋に寄って面白そうな本を探すような一般的な大人読者に対する『大人向けなラノベ』って、そういう要素も必要なのではないかと思ったわけです。


 で、そんな兄の話を聞いて書き始めたのが今回の新作です。バトルやシリアスは少なめに、ちょっとクスッと笑えるようなそんな作品になるかと思います。


『ようこそ、異世界薬局カナリスへ! ―バカにつける薬は今回限りの特注品です―』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885715850


 兄どころか、親や友人にも私が小説を書いていることは秘密にしてあるので、もしも今作が受賞しちゃったりしたら自慢しまくりたいと思います。いとこに人間性を疑われている私でも、読者さまに笑って貰えるようなお話が書けるんだぞってね。


 全く見当違いでトゥルーンっと落選していたら、それはそれで馬鹿だなーって笑ってあげてくださいwそうしたらまた次を考えれば良いだけなんで!


 で!

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