第三話
「あのね~、提案があるんだけど~」
「「「?」」」
「合宿行きたいと思わない~?」
「おお!合宿いいじゃん!」
「海とか行きたいですよね!」
「囲碁も将棋もしねえ囲碁将棋部がなんの合宿をするって?」
ってことで駅に集合した。
「おはよー!今日のパンツの色は?」
「外でそういうこと言うの控えろよ」
「ピンク~」
「水色だぜ」
「ノーパンです」
「最後のちょっとまて」
「切符の買い方分からない~」
「Suica持ってないのか?」
「...スイカ~?」
「まさかSuicaを知らないのか?」
「い、いや、知ってるよ~、ほら、胸に2つ大きなスイカが~...」
「他の二人に殺されるからやめとけ」
「電車に乗ると痴漢もののマンガ思い出すよな!」
「そうですね。背後から手を伸ばされてあんあんされてるのが目に浮かびますね」
「少しは自重しろお前ら。ってか本当にそうゆうの見かけたら警察呼べよ」
「え~、さっき見かけたけど~」
「なっ!!?!?」
「痴漢もののマンガ読んでる人~」
「お、おう。そっとしといてやれ」
海に着いた。
「海!恋人が交わる定番スポット!」
「露出の多い男女がいっぱいいますね!」
「変な目で他人を見るんじゃない」
「水着に着替えよっか~」
大戸、柳→ワンピース
東条→ビキニ
「色々言ってる割に自分には自信ないのな」
「しのはマイクロビキニでいいだろ!」
「え~、はずかしいよ~」
「まっ、まな板にはまな板の戦い方があるんですよ!」
「そうだぞ!まな板は泳ぐときも楽だし!」
「うち泳がないよ~。泳げないも~ん。浩大くん、一緒に砂のお城つくろ~」
「お、おう」
「「なんだろう負けた訳でもないのにこの敗北感」」
「もういいですよ。私たちはロリコンのストレスのはけ口になればいいんですよ」
「もういいよな。オフ○コ万歳」
「待って、人生諦めないで」
「エ○マンガみたいな展開で強引に来てくれても今なら受け入れられる気がします」
「えん○うも今なら」
「戻ってこい」
「わかった!ビーチバレーやろうぜ!運動だけは自信ある」
「なんでてめえ運動部入らなかったんだよ」
「いいですよ、やってやるですよ」
「うちも頑張る~」
「お、俺はいいや...」
「人数足りないから強制参加な」
「う...」
「桜田さん、早く打って下さい」
「い、イクゾー(棒)」
ボスッ(ボールが真下にたたきつけられる音)
「...」
「...」
「ブフォッww」
俺の運動音痴発覚。
「よーし、バーベキューやるぞ!」
「なんだよこれ肉ばっかじゃねえか」
「育ち盛りなんだからいいんです」
「おう、大戸と柳はもっと食え」
「うちは~?」
「そろそろ脂肪がもう一段下に付くからやめとけ」
「花火やるぞー!」
「なんか今回の1コマ目、ほとんど柳が占めてないか?」
「花火ってなんか卑猥ですよね」
「純粋に楽しみなさい」
「白い花火ないかな~?」
「やめなさい」
「これ明るくて白っぽいぜ」
「自重しろ」
「怖い話しようよ~」
「別にいいけど...」
「じゃあ私から行きますね。これは私が中学に入学した頃の話です」
「おお、本格的だな」
「その日は塾があって、家に帰る時には完全に日が暮れていたんです。そして、家に着いたんですが、中に入ると何故か電気が点いてなかったんです」
「なんかうち怖くなってきた~」
「言い出しっぺだろ!」
「そして恐る恐る自分の部屋に行くと、あるものがなくなっていたんです。そしてふと気配を感じて振り返るとそこには...」
「じゃじゃーん(怖い効果音のつもり)」
「私のえっちなグッズを持った母の姿が!」
「「怖ええええ!!」」
「自重しろおおっっ!」
テントの中で説教した。
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