第18話
「うぉぉぉぉぉぉぉーーーー」
ファルラを抱えたままのユーリが、突然に大声を上げる。
「どうした、ユーリ」
「
「えっ」
内容も衝撃だが、
「ユーリ、言葉が」
「
「そうなのか。とにかく、降ろしてくれ」
ユーリは、素直にファルラを地上に導く。リサも続く。
「俺が死ねば、リサの封印も解けるのか? ならば、ユーリ。その剣で俺の命を絶ってくれ」
「断る」
「何故だ」
気の強いユーリは涙を流していた。
「我々、
言葉を続ける。
「命を粗末にするくらいならば、私の父の仇を討たせてほしい」
「わかった」
それから、ほとんど時はかからなかった。
空の向こうに、ヤディオスを抱えたスィールが現れたからだ。
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