「供物の娘」

煩先生

 

平安の世で

雅に舞える

若かりし君

齢は十二程


美麗な御髪

鬼火も随え

柔き目尻は

幼さが残る


珠玉と焚べ

永劫を祈る

残虐な儀に

呪縛した魂


時が遠のく

孤独な陰で

君は繰返し

恋に泪する

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「供物の娘」 煩先生 @wazurai

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