15少女終末漂浪記
りりりりりり
prologue.
『私達、この15人で独立国家を創る。
世界各国の戦争を管理する新たな抑止力を作るのだ。
戦争は、醜く、残酷で、身勝手だけれど、闘わなくては生きて行けないもの達は、沢山いる。
私だってその内の一人だ。
私達で、戦争を管理する。
核でもなく、部隊の治安能力と世界を覆う膨大なネットワークを駆使して、戦場を秩序たらしめ、人々の争いを制御するのだ。
私達は、特有の領土を持たない。
戦場こそが私達の家だ。
私達は、世界を平和になんてできやしない。
けれど、人々を救うことは、できる。
飢餓で死にゆく難民達を、
収容所のガス室で死に絶えていく捕虜達を、
救うことができる。
もし、私の声が聞こえているのなら。
もし、私の気持ちが届いているなら。
もし、私に賛同してくれるなら。
… どうか私に付いてきて欲しい。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます