第10話 社会人編2~シートベルトのかけ方

 ソウルに一泊二日の旅行に行った。

初めてアフロのかつらをかぶったり、ギャラリーを回ったり、お鍋を食べたりと楽しい時を過ごした。


 現地でもてなしてくれた人たちはとても親切で、気をつかってくれた。

私が「韓国料理以外のものも食べたい」といったら餃子屋に連れて行ってくれたし……

(ただしキムチがついてきて、それがもう水で洗ってもとんでもない辛さだった)


 不器用な私はその優しさに甘えつつ、とても緊張していた。

車に乗り込んだとき、プチパニックになって、奇行に走った。


 シートベルトを、頭からかけてしまったのだ。

さすがに日本ではやったことは、ない。ないよ。ないったら。


つかの間の沈黙の後、爆笑されて本当に恥ずかしかった。

消したい思い出の1つである。


それ以外は本当に楽しかったのだけどな!


 




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る