「物」の書き方。
若狭屋 真夏(九代目)
物の書き方
毎度ご贔屓ありがとうございます。わたくしの「小説」のようなものをいつもお読みいただき感謝しております。
わたくしはこの数本の物語を書くにあたって小説を「勉強」したことがありません。大学では「商学部」というカビの生えかけた学部に専攻しておりまして、「文学士」というものは持っておりません。
いわゆる「セミナー」みたいなものにも通ってもおりません。わたくしの文章は高校生の時に読んだ「赤川次郎」先生の作品が原本のようなものです。
第一話「封印」これは四分の一くらいは真実です。「かんち」で思い出される方も多いかもしれませんが、「東京ラブストーリー」ってドラマが私が高校生の時はやりまして、ちょうど高校二年生、一つ上にそのヒロインのような女性がおりました。
その方がモデルの原型です。お名前はもう忘却いたしましたが(お名前どころかお顔まで忘却いたしました)「美しい大人の女性」でしたが、わたくしの横を通り過ぎていった女性の一人です。ツイッターで申し上げました通り「顔」は古川いおりさんを想像して書いて行きました。鎌倉のデートをしたのは本当で、人力車で鎌倉の街を案内されたのは数年前です。そのとき一緒だった女性もわたくしの横を通り過ぎてゆきました。
「いつか先輩の事を。その時の私の事を」書こうと思いまして、こういった形で告白させていただきました。
次の作品「恋文」これはほとんど「嘘」です。
「20年くらい前」両親の「恋愛」ってどんなんだったんだろう?とふと思い立ってそれを書きました。物語的には「嘘」ですが母「和可子」というのは弟のお嫁さんの名前でして(字はもちろん違います。)写真だけ登場する「千賀」という名前はいとこのお嫁さんの名前です。
「小夏語爺強盗(こなつかたり じじいのごうとう)」はツイッターにもありましたとおり、若狭屋小夏は「昭和元禄落語心中」の有楽亭与太郎がモデルであります。
「龍三と7人の子分たち」がおぼろげな原案となっております。
この作品でだいぶ読者を失いましたが、「筆休め」ではありません。
「帰らざる海」
これは120%「うそ」です、しかし「朋子と望のエピソード」こちらはツイッターに上がっていたものを「パクリ」ました。
それ以外は「嘘」です。最初は少女3人が「惚れ薬」を作って飲ませるってはなしで題名も「惚れ薬(ほれぐすり)」だったんですが、途中から気が変わってこんな話になりました。祖母の「梅」というのはわたくしの祖母で103歳で鬼籍に入りました。
題名はマリリンモンローの「帰らざる河」を持ってきました。
「しばしのお別れ」で「若狭屋」という名前が8代目とかありましたが、あれ「大嘘」です。そもそも私が「ツイッターで若狭屋」と名乗ったのは数年前です。
勿論以前にもそんな人はおりません。次の日仕事初日だったので、しばらくお休み。という意味も込めまして書かせていただきました。
まあ、意外と仕事が早く終わるようになりましたので、次の「指輪」を書くことが出来ました。
最後に「指輪」という物語ですがツイッターでもあげた通り「とある人」が
「結婚指輪をたびたび無くしかける」というツイートがありまして、そこから膨らませて書き上げました。だからほぼ「嘘」ですね。
最後にまだ完結しておりません「覇王の首」でございますが、あれは20年くらいあっためているものです。ハイドンの首がある貴族の手元にあった、これが原案です。基本的に時代小説は「つじつま」があっていないといけませんので、「ウィキベディア」見ながら書くことになりますので時間がかかります。
これは完結するのは未定であります。
物を書くということは「人物」を誕生させることでもあります。
しかし、同時に物書きは「人を殺す」ということも行わなくてはいけません。
物語を進めていくために必要になりますから。
「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」と江戸川乱歩先生の言葉にありますが、(小夏を除きますが)「ひとには必ず秘密」というものがあります。
封印された過去、忘れ去られた秘密。いろいろなものが混ざり合って人生という「ストーリー」は進んでゆきます。
それがわたくしの「小説なるもの」の原点です。
そんなことを誰も教えてくれませんし、「知ってはいけない」というものもあります。
それに触れて「人はどう動くか?」というものが小説「なるもの」の原案です。
小説というものは「あとがき」というものがありますが、わたくしのような「つたない文章」しか書けない人間にはそんなものを書いてくださる方はおりません。
まあ今まで書きました小説のあとがきとしてこの文章を書きました。
これからも「筆」を進めてゆくつもりです。
基本的に42歳になりますと長時間パソコンの前に座ると肩が凝って仕方ありませんので「長編小説」というものが大変になりまして、、、
紹介文にもございますように、人様の小説を拝見いたしますとそれを「無意識」に自分の文章として書いてしまうことがありますのでなるべく小説は読まないようにしておりますのでなかなか紹介文などを書くことが出来ないことをお詫びします。
ながながとお話しいたしましたが、今まで登場いたしました人物たちに変わりまして、お礼を申し上げます。
平成28年7月吉日
若狭屋真夏
「あとがき」に代わって。
「物」の書き方。 若狭屋 真夏(九代目) @wakasaya
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