悪戯(いたずら)
若狭屋 真夏(九代目)
告白
いつもご愛読ありがとうございます。「作者」です。先に書いておきますが、わたくしの小説「封印」「恋文」「帰らざる海」「指輪」まだ。これを読んでおられない方はこれからの文章をお読みするのをおやめください。
「指輪」という小説はまだ途中でありますが、明日あたりに再び書き始めたいと思っております。
わたくしはこの小説たちにちょっとした「悪戯」をいたしました。
皆さまおわかりでしょうか?
「山田香」といったらピンと来たかもしれません。
「香」という名前でもたびたび登場いたします。
実は香だけではありません。ちょっとずつ重なった名前が登場いたします。
これは「西尾維新先生」の「置手紙今日子の備忘録」にヒントを得ました。
作家が「筆休め」の文章の中に「若くして亡くなった恋人」を登場させ、わき役として成長させてゆく。
私にはそういうお方がおりませんから、成長さえるということはできませんが。もう一度読み直してみますと「封印」の主人公は「高橋寛治」そして、「恋文」の高橋弁護士という形で書かれています。
そういった「人々」が少なくありません。
これは私が「名前を考えるのが苦手」というのも一つですが、若いとき「赤川次郎先生」の本に夢中になったとき読み進めると残りのページが少なくなってゆき、寂しさが募っていった、というのが原因です。
本を読み終えると彼らは死んでしまう。
こう思ったからこそ、こうした悪戯をしかけました。
彼等は私の「子供」でもあり、「友人」でもあります。
彼等は決して死ぬことはありません。
「物語の中で」いまも生き続けております。
そう思って再び読んでいただけると幸いであります。
以上。わたくしの告白が終了したします。
「指輪」の続編をお待ちください。
作者は「悪戯」をするかもしれませんが、それを探すというのを楽しんでいただけると幸いです。
毎度ご贔屓ありがとうございます。
悪戯(いたずら) 若狭屋 真夏(九代目) @wakasaya
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