願いの距離
絹奈すはる
願いは叶わなかった
何度もねがっても
それはネガイに過ぎなかった
願っただけで自己完結
夢も希望も妄想になって
星屑みたいに飛散する
織姫も彦星も
星屑の向こう側で
笑ってるだけじゃないか
どこか距離を置いて
色とりどりの短冊に
ナイフで刻むように
強く鋭くお願い書いて
プラチナの鎖で
煮えたぎる溶岩の中へ
沈めてしまいたい
叶えられない私の願い事
真上から凝視する
やっぱり絶妙な二人の距離感に
妄想を込めて
願いの距離 絹奈すはる @chinnens
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