WEB小説はラノベ以外もアリ

 本屋大賞2022を受賞したのが逢坂冬馬先生の『同志少女よ、敵を撃て』。私、この作品がカクヨムで公開されていた作品だなんて知らなかったんです。先生がカクヨムでインタビューの記事になっていたのも当時はスルーしていました。

 受賞が決まってから慌てて読んだのです(汗)。私みたいな人、他にもいるかもですね。


「デビュー前夜」Vol.1  『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬インタビューhttps://kakuyomu.jp/info/entry/beforedebut_interview_vol.1


 よくWEB小説=ラノベって意見を目にしますけど、WEB小説で読まれやすいのがラノベと言うだけの話なんですよね。発表する媒体が違うと言うだけの話。WEB小説はジャンルではないので、何を書いてもいいんです。インタビュー記事を読んでそれを改めて感じました。


 そもそも、私がこの記事に辿り着いたきっかけはツイッターのTLで「カクヨム作品が本屋大賞に選ばれる時代かよ」みたいなちょっと馬鹿にしたような雰囲気のつぶやきを目にしたからなんですね。

 この時点で作品の事を全く知らなかった私は「ラノベが選ばれたの?」って思ってしまったんです。思い込みって怖いですね。


 実際、まだ私は原作を読んでいません。だから読んでみたらどこかにラノベっぽい部分があったりするのかも知れません。あらすじとかを見てもシリアスで重い話だと言うのは十分伝わってくるんですけど。興味のない人がカクヨムに投稿していたと言う部分だけを切り取ると、WEB=薄っぺらい作品と受け取ってしまうのかもですね。


 ラノベかラノベじゃないかの境界線は人によって違うと思いますけど、簡単に判別するなら表紙がアニメっぽいかそうじゃないかではないでしょうか。その単純な判別方法で見ても『同志少女よ、敵を撃て』はラノベではないですよね。


 そして、ラノベじゃない作品をWEB小説に載せる理由、メリットは読者の反応がダイレクトに返ってくるところ。受けないジャンルであろうと、それが面白ければ何かしら反応はあるものです。人気ジャンルよりは少なかったとしても。

 やはり小説の上手い人ってその反応から軌道修正出来るんですよね。それが出来る人がプロになっていくんだろうなぁ。私なんてただ垂れ流しているだけだから、話数が進むたびにPVが減るばかりです。テコ入れも何もしないんだから当然ですな。


 カクヨムは挿絵を載せられない硬派な小説投稿サイトです。だからこそ、ラノベっぽい作風の作品ばかりじゃなくて、今後も様々な作品が集まってくれるといいな。カクヨム黎明期みたいに。あの頃みたいに~(遠い目)。

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