ストイックな人が集まると読者はいなくなる?

 この間ツイッターのTLを眺めていると、興味深いエッセイの紹介文がつぶやかれていたんですね。それが今回のタイトルなのです。どう言う内容なのかは、こちらのエッセイをお読みください。


 非なろう系作家の小説投稿サイト覚書

 https://sutekibungei.com/novels/aba81744-75fc-46e6-8b9c-c9d684456779


 このエッセイは、主にステキブンゲイをメインに活動している作者が感じた各種サイト比較エッセイです。カクヨムにもちょっとだけ触れられていますよ。かなり読みやすい文章なので、スルスルっと読めてしまうと思います。


 私はステキブンゲイを利用していないので、このサイトがどう言う雰囲気なのか知らなかったのですが、エッセイの通りならサイトの雰囲気はかなり割り切った感じになっているみたいですね。読まれないのが当たり前。読者、読み専がいない。ストイックな書き手しかいないから他人の作品を読む人がいない。

 その代わり、作品を投稿すれば編集が読んでくれる。ラノベ系以外の小説の書籍化への道はむしろこっちの方が近い――のかも知れないみたいです。


 各投稿サイト比較エッセイとは言え、非ラノベ作品が受けるかどうかが基準になっていますので、その評価はこの視点のみで語られています。この基準で行くと、ステキブンゲイではなろう系作品は受けないのでしょうね。まぁ文芸を名乗っているのですから、そうなっているのはむしろ正解と言えます。だからステキブンゲイ系でラノベ専用サイトを立ち上げる話になったのでしょうから。


 その基準で語られているので、各サイトの評価もそのサイトのランキングがどうなっているかとか、コンテストでどう言う作品が選ばれているかなどに特化している感じですね。ラノベ系の作品が人気のサイトは軽く触れているだけみたいな印象があります。なろうを除いて。て言うかカクヨムに割いている文章量、少なすぎません?(汗)


 ステキブンゲイはPV0が普通みたいなので、PVがなくてうつだしのうみたいな人はメンタルをやられそうですね。流石にこのサイトが主戦場な人はそれをよく分かっていて、むしろをそれを誇りに思っている風な所があります。あ、でもこの人だけがそうなのかも知れませんけど。

 そもそも、電車の中でスマホで読まれるような軽いものは書いてないんだよ! って気概の人なので、カクヨムを主戦場としている人とはポリシーが正反対なのでしょう。


 本気で高品質な文章を書こうと思っている人は素人の作品は読まない。参考にするならプロの作品。その考えは正しいのですけど、じゃあ何故公募メインで活動してないの? と思わなくはありません。そして投稿している以上は読まれたい気持ちもある。自作PRは自信満々。でもそう言う矛盾したところも人間らしいですな。


 この人に言いたい事があるとしたら、カクヨムも拾い上げで非なろう系作品が書籍化される事もあるんですよと。それと、PV0自慢なら負けないよと言うところでしょうか。カクヨムのPVのしょっぱさは書いて欲しかったなぁ(涙)。

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