ラノベはおっさんだけのものじゃなかった
ラノベの売上を分析した結果、ラノベのメイン読者層はおっさんであり、若者はラノベなんて読まないよって話が過去に盛り上がった事例がありましたよね。私もその結果にはショックを受けつつも、そうなのかもと自分を納得させていました。
しかし、しかしだ諸君! 別にラノベ=おっさんではない事が実証された事例が最近になって出てきたんだよ。そう、若者はラノベが嫌い、そんな事はなかったんだぜ。
その事例と言うのが、最近(※執筆時)週刊少年マガジンでの連載が始まったなろう原作漫画の『シャングリラ・フロンティア』。この作品が若者の間でも大ヒットを飛ばしているそうなんですよ。
この作品の連載をきっかけに、マガジンの実売が大きく伸びたって言う話まであるのだとか。読者層にも変化があり、10、20代の新規読者が30%増えたらしいんです。まだ単行本も発売されていなのにすごすぎでしょ。
おや? ラノベは夢の破れた中年男性のものではなかったのかな? どうして若者に受けているのかな? とまぁ、このニュースを最初に目にした時は首を傾げたものです。今までのラノベ下げな情報と、この現象が結びつかないですよね。
でもよく考えてみると、今まで流れていたのもラノベの書籍の購買層が中年男性に多いと言うだけの話。良質なラノベ原作アニメはちゃんとヒットしてますし、原作読まないけどアニメは好きな人も多いですよね。若者が『買っていない』と言うだけで短絡的に結論を出す方がおかしかったんですよ!(ドーン!)
若者はラノベが嫌いな訳じゃない。単に書籍に手が伸びにくいだけ。中年男性はすぐにホイホイと購入出来る。あの購買層から見えてきたものって、そう言う事なんじゃないかな。好きだけど、買いたくても頻繁には買えない。書籍はちょっとハードルが高い。って事なのではないかなぁと。だからラノベ原作のコミカライズ作品が増えているのでしょうね。小説とコミックスは共存出来るから。
ここに私ね、希望が見えた気がしたんです。このラノベの好きな層をうまく育てていけば、業界もうまく回っていけるのではないかと。
とは言え、今のラノベの状況は深夜アニメよりも供給過多な気はしますけどね。流石に月に200冊とか出しすぎでしょ。どうにかならんものですかねぇこれ……。
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