　小説投稿サイトと言えば何かと一番大手の『小説家になろう』と比較されがちですよね。カクヨムもまた比較される時は『なろう』ばかりと比較されています。

　かく言う私もなろうからの引っ越し組です。ただし、私がなろうを選んだ時はまだカクヨムがなかったのです。当時既にカクヨムがあったなら最初からカクヨムを選んでいたかも知れません。

　そんな大手サイトのなろうですが、比較してみると面白い事が分かります。

　なろうはPVが多い　　　　　　　　　カクヨムはPVが少ない

　なろうは評価をあまりされない　　　カクヨムは比較的評価されやすい

　なろうは執筆の手順が面倒　　　　　カクヨムは執筆がし易い　

　なろうはシステムを余り変えない　　カクヨムは頻繁に変更している

　評価とPVの関係においては両サイトは見事に正反対なんです。サイトのコンセプトや人気、歴史などの違いでこうなっているのだと思いますが、ちょっと面白いですよね。後発のカクヨムはなろうとの差別化を図り、結果としてこうなったのだと思います。私がカクヨム贔屓なのもあってカクヨムの方が良さそうに書いてしまっていますが……(汗)。

　各投稿サイトの比較エッセイなどを読むと、なろうのいい点は主に読む側にあるようです。私はなろう投稿時代、余り他の人の作品を読まなかったので、読み手視点の感想は余り持っていないんですよね。カクヨムは検索が弱いって開設当初話題になりましたが、今でも総ページ数表示がないなど、改善の余地はまだまだあると思います。

　そんな訳でですね、なろうとカクヨムは共存出来ると思うんです。つまり、評価が欲しい作品はカクヨムへ、PVが欲しい作品はなろうに投稿すると言うのはどうでしょう？

　作品によって投稿サイトを使い分けるんですね。何もどちらかオンリーにこだわる必要もないと思います。

　実際そう言う使い分けをしている人は多い気がしますけどね。