濃い味付けの話が受けるの……?

 創作物全般に言える事なのですが、物語って結構波乱万丈じゃないですか。有り得ないトラブルが起こったり、登場人物が一筋縄じゃいかなかったり……。起伏に富んだ話の方が受けるのでしょうね。


 でも最近は特に大きな出来事が起こらない日常系の話もある程度需要が生まれて来ていたりしていて、時代も変わって行くのかな? と言う気もしています。


 展開やテンポが早いと言えば、アメコミアニメのスパイダーマンとかがいい例ですよね。日本のアニメで一ヶ月かかる展開を一回でやってしまう。見る方もしんどいです(汗)。慣れてないって言うのもあるのでしょうけど。


 消費者側の視点に立つと、何も起こらないよりは何かがあった方がいいのですけど、やたらと失敗して無理やりピンチになるのは逆に冷めます。

 うまい作り手さんはその展開に持っていくのが自然ですよね。自然にトラブルが起こって何やかんやで上手い事収まる。そこが腕の見せ所なのでしょう。


 これが立場逆転して自分が物語を送り出す側になると中々に難しい。自分の中の常識が殻を破らせてくれないんですよね、無難な発想しか出来ない。修業が必要だなと思います。

 厄介な出来事を起こす事までは思いつけても、それを上手く収められる自信がありません……(汗)。


 きっとこう言う場合、オチから考えて逆算するように作った方がいいんでしょうね。オチが思いつかない限り思い切った冒険はさせないと。謎解きが重要なミステリとかはオチから考えないとうまく物語を書き進められない気がします。


 私の物語は大抵どれもが淡々としているから受けていなんだろうな。受けない原因のひとつはそれだなと自己分析しています。この先どうなるんだろう?と読者を引きつけられていない。もっと色々キャラクターにさせないといけないですね。


 ただ、物語を淡々としか進められなくても面白い物語は多分作れるのでしょうし、作者の力量や個性やセンスもありますから、誰にでも当てはまるような決まった正解はないのかも知れません。


 でもだからと言って色々試すのは悪い事じゃないですよね。自分でもまだ知らない眠った才能があるかもですし。色々試して自分を知ってからそれを最大限に生かせられたらなと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る