七つの大罪 黙示録の四騎士

 この作品は『週刊少年マガジン』2021年9号から連載していて今も連載中(※執筆時)の鈴木央先生の漫画が原作のアニメです。私は原作を読んでいるので、話の筋は把握しております。

 ただ、単行本までは持っていないので、初期の話の記憶は薄いです。なので、アニメが原作通りに進んでいるのか、アレンジされているのかは分かりかねます。原作通りの展開のような感じはしているのですけどね。


 この作品は先生の前作『七つの大罪』の続編なのですよね。今回の敵はキャメロットのアーサーになります。前作では主人公達と共闘していたのに……悲しい。アーサーがラスボスなので、当然その傍らにはマーリンがいる訳ですよ。どう言う展開になっていくのかしら? 敵に回したらマーリンには勝てんでしょ。

 続編なので、前作のメインキャラが作中にも出てきます。アニメにもその内出てくるのでしょうね。ネタバレになるので詳しくは書きませんけど。


 今作の主人公のパーシバルはドラゴンボールの初期悟空のような天然お人好しキャラです。立ち位置も結構似ていますね。バカが付くほど素直で優しくて、仲間の中では一番強いとか。でも作中にはもっと強い人もいるとか。まあ、物語終盤では最強キャラになっているのでしょうけど。

 七つの大罪の続編とは言え、前作で魔族側の話はケリがついているので、かなり別物のような展開をしています。だから前作を知らなくても楽しめるんじゃないかな。共通要素が出る時はしっかり説明してくれますからね。


 前作と違って、今作では主人公と仲間の年代が近いので、一緒に成長していく感じの正統派冒険譚になっていますね。前作は強くてニューゲームでしたから。このみんなで成長していく感じが受けるといいのですけど。

 私はこう言う話の展開も好きですねえ。王道はやっぱりいいものですな。


 アニメのクオリティは高いです。原作の絵柄を見事にアニメに落とし込んでいますし、今のところキャラ崩れはありません。アクションなどの演出もギャグのゆるさもしっかり再現されていますしね。声もキャラにしっくり来ています。

 力を入れて制作しているのが画面からも伝わってきますね。


 この作品は原作ファンや王道の冒険モノが好きな人にオススメです。チーレムとかそう言う要素はないので、そう言うのを求めている人には向かないかな。

 私は毎週楽しみに見ておりますよっ。パーシバル達の活躍に目が離せませんっ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る