七つの魔剣が支配する
この作品は、宇野朴人先生のラノベが原作のアニメです。私は原作未読なので、アニメが原作通りなのかアレンジされているかは分かりません。この作品のコンセプトは『児童文学じゃないハリー・ポッター』。なので、結構シビアな展開が続きます。最新(※執筆時)のアニメ6話の展開にはびっくらたまげましたねえ。
この記事を書くためにネット辞書を開いたら、あまりの情報量に頭がクラクラしました。これちょっと読破は無理……。
膨大な設定で組み上げられた話はボーッと見てると普通のラノベアニメみたいですが、ちゃんと設定を踏まえて見ると奥が深い展開になっています。すっごいねえ。流石は『ラノベ好き書店員大賞2019』文庫本部門第1位、『このライトノベルがすごい! 2020』では文庫部門1位・新作1位を獲得しているだけはあります。
とは言え、アニメの評価は余り話題に上がる事がありません。あれぇ? きっとこれからですよね。7話以降もすごい展開をするのだろうなあ。
普通の作品で出てくる魔剣って魔力をもった剣とか、怪しげな謂れがある剣などを指すものですが、今作の魔剣は『剣術魔法』の事なんですよね。そこはちょっと新鮮でした。
発動したら必ず勝つのがこの世界における『魔剣』であり、7つの魔剣と言うのは今作のヒロインのナナオが編み出した新しい魔剣を追加した全部で7種類の魔剣の事を指しているのでした。
それにしてもこの魔法学園、殺伐としすぎています。流石は児童文学じゃないハリポタですな。ネット辞書によると18禁要素も描写されているのだとか。アニメの1期でそこまで行くかどうかは分かりませんけど、エロ要素ありのラノベ、少し前の流行りでしたなあ。今もそうなのかしら?
無職転生にもそう言うシーンが普通にありますものね。
アニメのクオリティは普通です。すごくいい訳でも悪い訳でもない。キャラ崩れはないので、クオリティが高い方にはなるのかな。設定が膨大な故の独自要素を咀嚼するのに頭脳リソースが使われちゃって、それで面白さをダイレクトに感じられないのかも。異世界ファンタジーって普通は頭空っぽで楽しめるものですからね。その対極ですから。
6話から面白くなってきたので、ここから面白さが加速していくといいな。
と言う訳で、この作品は原作ファンやハリポタっぽい作品が好きな人にオススメです。後は血なまぐさい展開が好きな人にも(汗)。チーレムっぽく見えて展開がシビアなので、頭空っぽで楽しめる作品が好きな人には向かないかな。
私も回を重ねるごとにどんどん引き込まれてしまっておりますよ。最終回を迎える頃には一番面白かった作品に挙げているかもです。
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