君は放課後インソムニア

 この作品は、2019年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載中のオジロマコト先生の漫画が原作のアニメです。私は原作未読なので、アニメが原作通りなのかアレンジされているのかは分かりません。なのでその部分については言及出来ません。ごめんなさい。


 この作品を一言で言うと、不眠症の高校生男女の青春物語です。ラブコメになるのかもですが、現段階ではお互いにちょっと意識し始めたかなと言う程度ですね。今後はもっとラブをコメていくのかも知れません。分かりませんけど。

 タイトルにある『インソムニア』と言う言葉、ネット辞書によると英語で『不眠症』と言う意味なのだとか。知らなかったぜ。ためになったなぁ~。


 舞台は天文台のある高校。しかし天文部は部員がいなくなって廃部になってしまっています。主人公は不眠症の少年。不眠症なので夜眠れなくて昼に眠くなる。学校のイベントの準備で天文台に向かうと、そこが昼寝に都合の良い場所だったと言う所から話が始まるんですね。

 そこで同じ不眠症のヒロインと出会って、物語が始まるのですな。


 で、色々あって天文部は復活して星の素晴らしさうんちく展開になるのかと思ったら、天文部の活動は星空の写真を撮る事やでーって流れになってカメラ作品になり、そこから星空を撮るなら夜キャンでしょってところまで話が進んでおりました。と言う事は、今後はゆるキャン展開もありなのかも。分かりませんけど。


 不眠症の男女が夜に星空を見ると言うのがメインなんですけど、昼間の学校生活も結構描写されているので学園モノ作品とも言えますね。担任が不眠症について理解がないのがお約束と言うか、うーん。脳筋キャラですからなあ。

 この作品も恋のライバルキャラはお互いに出てきません。最近のラブコメの流れにちゃんと乗っかってますねえ。ただ、天文部員がこのまま増えないと言うのも少し寂しい気はしますけど。いつかは増えるのかしら? 新入生とかで。


 アニメのクオリティは高いです。キャラ崩れはないですし、背景もきれい。星空の美しさが売りなので、星空の表現もため息が出るほどです。キャラの声も合っていますしね。演出もいいです。青春感じますもん。自分の高校時代にはなかったヤツですが……(遠い目)。


 そう言えば、このアニメは高校マイナー文化部アニメでもあるんだなぁ。そう言う作品が大好物なのもあって、私はこの作品を気に入ってるのかも。同じ2023年春クールの『青のオーケストラ』と違って、この天文部は名門部活じゃないですし。合法的に昼寝をするための言い訳のための部活って所がいいな。

 でも主人公は真面目だから、真面目に星空撮影を頑張っちゃうんですけどね。


 と言う訳でですねえ、この作品は原作ファンやマイナー部活モノ、ラブコメや青春アニメが好きな人にオススメです。

 ハーレム展開や恋愛でもドロドロが好きな人には、そう言う要素はないのでオススメ出来ないかな。


 私は作中に流れる空気感が好きなので毎週楽しみにしております。マイナー文化部モノって、好きなんですよね~。

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