日々徒然趣味日記

ノケモノたちの夜

　この作品は週刊少年サンデーに連載されていた星野真先生の漫画が原作のアニメです。サンデー作品なので、私はしっかり読んでますよっ。とは言え、単行本は持っていないので、アニメが原作通りなのかアレンジされているのかはちょっと分かりません。ごめんなさい。

　この作品、原作の連載が終わってからアニメ化されたのですよ。最近はそう言うパターンのアニメも少なくないですね。全８巻なので、流石に１クールで終わらそうとすると尺が足りない気がします。ただ、現時点では原作の最後まで描こうとしているっぽい雰囲気なので、相当テンポよくしている気がしますね。

　話を超簡単に説明すると、このアニメは悪魔とその契約者の少女との冒険の物語。契約者のウィステリアは悪魔が見える才能があったものの孤児院でヒドい目に遭い、最低な人に売られてしまいます。孤児院時代から交流のあった悪魔マルバスは彼女を助けようとするものの、対価なしで人のために動くと身体が崩壊してしまう。そこでウィステリアは自分の視力と引き換えに彼と契約して、売られた家から脱出。

　ウィステリアとマルバスは２人で旅を始めたのだった――と言う感じですね。

　作者の画力もあって、悪魔が本来の姿を表した時の造形は少し稚拙な感じです。これは原作準拠なので、アニメスタッフの腕が悪い訳ではありません。そう言う画風なのであります。

　話の良し悪しとか今後の展開とかは、なまじ原作を知っているので特に語るところはないですね。ファンが気になる原作の再現度は悪くないと思います。

　アニメのクオリティは可もなく不可もなくと言った感じでしょうか。つまりはどちらかと言えば低予算寄りかなと。個人的な印象ですけどね。無難な出来とも言えます。テレビアニメのクオリティで言えばこのレベルもあればいいんじゃないかなと。ちょっと上から目線でごめんなさい。

　と言う訳で、原作ファンや少女と異形の絡む話が好きな人にオススメです。舞台が１９世紀末のロンドンなので、その世界観が好きな人にもオススメかな。作品に出てくる悪魔に興味がある人も楽しめるかと思います。

　主人公は美少女ですけど、ラノベアニメみたいなチーレムではないので、そう言う作品が好きな人にはオススメ出来ないかな。

　私は原作既読税なので、当然毎週楽しみに見ておりますよっ！