日々徒然趣味日記

パリピ孔明

　このアニメは週刊ヤングマガジンに連載中の原作四葉夕卜先生、作画小川亮先生の漫画が原作になります。後で知ったのですが、原作の四葉夕ト先生はカクヨムユーザーでもあったのですね。と言う事は、パリピ孔明はある意味カクヨム作品なのでは？（論理的な飛躍）

　あ、私は原作未読なのでアニメが原作に忠実なのかアレンジされているのかは分かりません。いつもお約束のアレなのですよー。

　この作品はオリジナルアニメばかり作っていたＰＡワークスが手掛けた初の原作モノとしても話題となりましたね。あのＰＡワークスが目をつけたのです。その事実だけを持ってしても、この作品が只者ではないと言う事が分かると言うもの。

　実際、放送が始まると人気が一気に広がっていきました。まさか中国でゴチうさ並みにブレイクするだなんて。でも分かります。孔明のお膝元ですもんね。

　話は三国志の孔明が死んだ後、何故か現代の渋谷に若い姿で転生しちゃったと言う物語です。孔明はそこで出会った駆け出しのシンガーソングライター・月見英子の歌に感動します。で、彼女の夢を叶える軍師として活躍する事になるのですね。

　今度は歌で天下を取ると言う事で、彼の名采配で英子はトントン拍子にトップスターになっていくのです。公明によって様々な困難をクリアしていく様子が痛快な作品となっておりますよ。

　この作品の面白さは、現代に蘇った孔明の公明っぷり。作中でどんな状況になっても、沈着冷静に最善手を指し示してくれる彼の安心感は半端ないです。三国志で出てきた孔明の計略がパリピ孔明で形を変えて活躍するんですね。

　何か困難が立ちふさがる度に、今度はどんな計略が出てくるんだろうと三国志マニアほど楽しめる仕組みになっています。

　この作品は歌手のサクセスストーリーなので作中で頻繁に歌唱シーンが出てくるのですが、歌っているのは９６猫さんと言う別の方です。マクロス７システムですね。９６猫さんが英子役の本渡楓さんに寄せた歌い方をしているので、別人が歌っているって気付かない人も多いかも知れません。

　歌と言えば、パリピ孔明のＯＰがむっちゃ再生されていてネットで話題になりました。私はこのニュースでブレイクしている事を知ったんです。きっと中国で人気に火がついたから再生数が伸びたのでしょうね。

　ＰＡワークス作品なのでクオリティは折り紙付きです。ネット辞書によると完成納品だそうですので、今後も質が下がると言う事はないでしょう。ＯＰやＥＤが敢えて少し古めなのは、時代に左右されない作品を採用する事で放送時に流行遅れ感を出さないようにするテクニックだったのかも。

　サクセスストーリーが好きな人、懐の深い三国志ファン、音楽アニメが好きな人にオススメです。孔明を転生させるとかけしからんと言う人には向かないかな……。

　当然、私は毎週楽しみに見ておりますよっ！