最果てのパラディン
この作品は柳野かなた先生による日本のライトノベルが原作になります。小説家になろうに連載していた作品の書籍化作品ですね。なので、なろう系の異世界転生作品のひとつなのですけど、世界観が結構まともに作られていて前世の記憶でチートだぜ展開は全くありません。意外と硬派でシリアスな作品です。
私、最初この作品は転生要素のない異世界ファンタジーだと思っていたんですよ。だから途中で転生モノだと分かった時はちょっとショックでした。転生要素、物語内ではほとんど展開に影響しませんからね。今後(アニメ5話以降)では何らかのキーになるのかもですが。
無理に転生要素なくてもいいのになと思うんですけどねぇ。ただ、主人公が頑張る理由付けに前世の記憶があった方がいいのかなと言う感じで。
そんな訳なので、頭の中から転生要素は一旦取り除いて見た方がいいかも知れません。ファンタジーの世界観はしっかりと作られていて、作風から言っても真面目な作品です。私は原作を知らないので執筆時以降の展開は知りませんけど、今後も雰囲気は変わらないままではないのかなと言う気がします。
多分アニメは原作に忠実な感じがしますね。知らないので勘で語っておりますが。
物語は主人公が人のいなくなった街でアンデッドに育てられているところから始まり、色々あって成長してその街を出ていくところまで語られました(それが5話)。今後は初めての外界で初めての生きている人々との交流が始まるのですな。冒険の日々が始まる訳ですよ。う~ん、ワクワクしますなぁ。
街を出るイベントで、もう育てのアンデット達は出てこなくなります。淋しい。で、このアンデット達が世界屈指の実力者だったので、むっちゃ英才教育で主人公は強くなったのですね。正攻法です。転生時のボーナスとかではありません。この教育しているシーンの描写がまたいいんですよ。アンデッド達の優しい愛に包まれてスクス行くと成長していく感じが良かったなあ。
出来れば今後もこの正攻法な展開が続いてくれるといいな。どこかで転生チートな展開になったら萎えますぜよ。
世界観がしっかり作り込まれていますので、とても面白いです。作画も力が入っていますし、アニメも高水準。背景も美しいですしね。良作になっているんじゃないかな。当然、声もイメージ通りですよっ。
ただ、テーマが壮大ですから1クールでどこまで描写出来るのかですよね。これはこの作品に限った事ではないのですが……。
と言う訳で、しっかりしたファンタジーが好きな人にオススメです。転生モノではありますけど、その要素はほぼ物語に影響しませんので。こう言う転生モノも珍しいですよね。アニメのクオリティも高いので、この手の作品が生理的に無理! って人以外は楽しめると思います。個人的にもオススメですよっ!
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