日々徒然趣味日記

プレイタの傷

　この作品は原作の存在しないオリジナル作品ですが、元ネタと言うか、そう言うプロジェクトから派生した作品のようです。そのプロジェクトの名前が『ＰＲＯＪＥＣＴ（プロジェクト）　ＳＣＡＲＤ（スカード）』。これはフロンティアワークスによるメディアミックス作品の総称なのだとか。ドラマＣＤやキャラクターソング、声優によるインターネット配信番組、テレビアニメで展開するプロジェクトだそうです。まぁ最近はそう言うの珍しくはありませんよね。

　作品の舞台は国による経済特区予定地である東京の暁特区と言う架空の区。そこでディヴァイン・タトゥーと呼ばれる神獣の力を持った特殊なタトゥーを手に宿したキャラクター達の活躍が描かれています。

　スカードとはそのタトゥーを宿した人の事。ぶっちゃけ能力者の事ですね。

　つまりこの作品は、政府から見放された特区で能力を持つ若者達が勢力争いをしたり、個人の感情をぶつけ合ったりするお話です。この能力者、１人を除いてみんな男キャラです。ドキッ！　男だらけの抗争物語なんですな。キャラはみんなイケメンで顔がそっくり。いや見分けはつきますけどね。性格とか服装とかはハッキリ描き分けられていますし。

　肝心の面白さですけど、この作品独自の癖が合うなら面白いと思います。全体的にカッコつけてる人しか出てきませんからね。演劇っぽい。そう言うのが合わない人にはキツいかなぁ。

　基本能力者バトル作品なので、一般の人は逃げたり助けられたりするだけの存在です。唯一出番のある一般人は主人公の弟君くらいですね。

　で、ウリであろうバトルですけど、基本メインキャラはほぼ死にません。シナリオ上必要のあるキャラのみ死にます。描写はかっこいいですよ。流石はカッコつけアニメです。かっこよさだけを追求した感じですね。

　で、この作品タイトル『プレイタの傷』なのですけど、語源が分かりません。そもそもプレイタって何ぞや？　傷って何ぞや？　最終話直前でこの作品最大の敵の正体が判明するのですけど、それに由来するのかなぁ。分かりません。何か見逃しているのかも。そこまで真剣に見ていなかったりしますし（汗）。

　ぶっちゃけ荒唐無稽な作品なので、それを楽しめる人向けですね。ここがリアルじゃないな！　って思っても、作り物だからそれでいいと言う人向けですね。リアルじゃなきゃあかーんと言う人には向いておりません。割り切れば面白いですよ！

　見終わった後に何か深く考えさせられた、みたいな深みはありませんけど、何か面白いアクションアニメが見たいなとか、そう言う欲求には答えてくれると思います。イケメンばかり出てくるので、そう言うのが好きな人にもオススメですね。